「Noa Yoshi Information」カテゴリーアーカイブ

ロミロミの理学療法としての効果に関する公式な報告(ハワイ州)

公的(ハワイ州)にもロミロミは「理学療法として効果がある」と公的に報告されています。 スピリチュアルなイメージが広まりがちな「ロミロミ」ですが、実は科学的にも様々な効果があるとされているのです。


「ウリエオ・コア」は、ネイティブハワイアンの祖先のライフスタイルが、どのように肉体とスピリットをうまく調和させ、効果的に心臓血管の健康を増進させてきたかを研究するための試験的なプログラムである。 (中略) 「ウリエオ・コア・ナ・オロヘ・ルア(ルアの達人についてのウリエオ・コア)」では、ルアで行われるロミロミのうち4種類のロミロミを研究している。 (中略) 首の柔軟性の改善は平均より4%増加した。治験者の左右両足の長さは(実験前には)平均3/8インチも違っていたのだが、3ヶ月間のロミロミ治療後の測定では両足の長さの違いはほとんど無くなり、脊柱のアンバランスは修正され、脊柱の可動範囲も増加を示した。 (Claire K.Hughes,2001)


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  昨日発売の「フラレア」69号…メリーモナーク大特集…に「ハワイの食でウェルネス!」的な記事を書かせていただきましたよ。 フラレア69号_ハワイの食いただきます

ハワイの薬草学(ラアウラパアウ)は食にも生かされていて、日本人のウェルネス&アンチエイジングには最適であるぞよ、というお話です。 ハワイ大好き医師、伊藤 加奈子 (Kanako Ito)先生と私の対談も。 ぜひぜひフラフリークのみならず、健康を気にするハワイ好きの皆様にも読んでいただきたい特集です。書店でもアマゾンなどの通販でも簡単に購入可能でございます。

詳しく知りたい方、購入いただける方は下記から。 http://www.hulalea.com/hulalea/magazine/69.php   

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虹の島、ハワイ。 そのハワイでは虹の根っこにメネフネが宝物を隠してる、といわれていますね。 また、虹は「この世」と「あの世」の架け橋であるとも。 この架け橋があるから、愛する人が亡くなっても寂しくないのだ、と。 虹の根っこはメネフネが隠した、亡くなってしまった愛する人に会いに行いにいける入口、という宝の場所なのかもしれません。

 

sunrise

 

上海の気功師R氏とハワイアンのロミロミ師D氏。両師から教えてもらった、からだと心をクリアにする呼吸法に共通点が多すぎ。おまけに発売中のTarzanにもほぼ同じことが書いてあったので、ここら辺にアンチエイジングの秘訣があるのでは、などと思うのでメモしてみた。

共通点

●朝日を見ながらの深呼吸が一日を元気にする。(Tarzanには書いてないけど)

●口から息を吸ってはいけない。(細菌や邪気を吸い込むから)

●心をリラックスしたいときには吐く長さ~時間~を吸う長さの倍以上にする。そしてできるだけゆっくり、がコツ。

●運動機能を働かせるときには弾むように呼吸する。

●毎日続ける。

まあ、健康法はどれでも「続ける」ことが大切なんですな。

無題。

kuuipo_image_web

 

もしも「あの世」というのがあるとしたら、そこは柔らかくて心地の良い場所であってほしい。

親しい友人やその愛する人が亡くなるたびに、そう思う。

痛みや苦しみや辛さ、心配や、心残りや、不安などが微塵もないところ。

まわりに他の人がいるかどうかはわからないけれど、ぜんぜん寂しくないところ。

なぜならば「この世」「あの世」関係なく、会いたい人にすぐに会いにいけるから。だから寂しくなんてない。

僕も最後にはそんなところに行きたい、と切に思う。

 

かなり昔だけれど、IZという今は亡きハワイアンシンガーが、そんなことをインタビューで言っていた。

それがいつの間にか僕の死生観になったのかもしれない。

 

僕には確たる信仰する宗教はない。

ましてや死を経験していない。

そして身近な家族を亡くしたこともない。

だからわからないことだらけだ。

 

だったら「あの世」とはそういうところなんだ、と信じようと思う。

魂とはそういうものなのだ、と信じようと思う。

そして叶うならば、愛する人を亡くした友人にも、いつの日かそう思える日が来ればいいと願う。

心からそう願う。

 

 
「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつTake Note中。

[Blessed Spot in Mie] 椿大神社

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椿大神社。「つばきだいじんじゃ」ではなく「つばきおおかみやしろ」。
三重に居を構えていながら三重のことをあまりにも知らなさすぎなので、意を決して(というほどではないけど)暇をみて近くの面白いところを廻ってやろうと思い立ち行ってみたわけです。

場所は三重県鈴鹿市。鈴鹿サーキットから車で約30分、小さな山がポコポコとも盛り上がっていてやけに可愛い景色が終わるあたり。少しそれっぽく言えば、伊勢平野を一望に見渡す鈴鹿山渓の入道ヶ岳の麓に鎮座されております、みたいな場所。

Wekipediaによれば
「式内社、伊勢国一宮。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。三重県では伊勢神宮・二見興玉神社に次いで3番目に参拝者数の多い神社であり、2013年には1,455,000人が参拝した。猿田彦大本宮とも呼ばれる。猿田彦大神を祀る神社の総本社とされる。」
らしい。

「全国の猿田彦大神を祀る社の本宮」ということなので、あの伊勢神宮の近くにある猿田彦神社の本宮っていうこと?まあ八百万の神の日本(ハワイもそうだけど)には神様がいっぱいいて、その関係性も多種多様だから由来を理解するのはけっこう難しい…。

詳しく知りたい人は
http://www.tsubaki.or.jp/

敷地の手前にある無料駐車場に車を止めて、ほんの少しだけ歩いていくといきなりの森。
鳥居をくぐってその森の中に足を踏み入れると、空気感がガラッと変わります。そう、伊勢神宮の鳥居をくぐって橋を渡ったあたりでガツンとくるあの感じ。
しとしとと降る雨がまた雰囲気を盛り上げてくれたりして。

いやいや、参道を歩いているだけでとても気持ちがよい。
深呼吸をすると息を吐くときに体の中から悪いものがどんどん流れ出ていく感じ。

スピリチュアル風に表現すると、神様(仏、天使、守護神、魂、霊、宇宙…)…福沢諭吉先生的に言うと「天」が自分を包み込んで浄化してくれる幸福感、とでもなるんでしょうか、そんな、いい気分。

ハワイのヒーリングにかかわっているにもかかわらず、理屈的には今一つ納得できていないけれども、絶対にある(と思っている)「天」のスピリチュアルな感じを肌で体験できる場所っていうのはなかなかないわけで。

余談になるけど、ハワイの「パワースポット」と言われて紹介されている場所にも「気持ちの良くなる場所」「そうでもない場所」「逆に気分の悪くなる場所」っていうのがあるわけです。自分との相性なのでしょう。(それにしても生贄のヘイアウが「気持ちいい」とのたまう人もけっこうたくさんいたりして)。私的に気持ちの良くなる場所っていうのは雑誌なんかで紹介されている場所の10か所に1か所くらいかな…。
まあそういう意味では、その1/10の場所がここだったのでした。tsubaki_daikoku

参道を歩いていると忽然と恵比寿さんと大黒さんが鎮座。
大黒様好きの私としては、なんとも奇遇な喜びがひとしおなのでありました。
(大黒様の体型も好きなのだけれど、その由来が男っぽくて好きなのです。どうでもいい話だけど)

本殿にお詣りをして(もちろん今に感謝して世界平和を祈願)、横にある根性が入るという鉄砲柱に張り手をかまし、そぞろ歩きしてみる。

本殿の少し奥には、高低差はあまりないにもかかわらず水量が半端でない迫力をかましている金龍明神の滝が。大明神川の水は、清くて柔らかい神水といわれていて万病に効く薬水とされているらしい。
ハワイにもこんなところがあったな、などと「八百万」で水を大切にするハワイと日本の共通点を考えた自分の仕事熱心さに自己満足した次第。

この神社をこよなく愛したパナソニックの創設者、松下幸之助氏寄贈した茶室も残っていたり、芸事の神様が祭ってある椿岸神社には吉幾三さん、梅沢富美男三男かのそれっぽい寄贈名があったり、時間があったら一日かけて満喫したい気持ちのいい場所なのでした。

椿大神宮
三重県鈴鹿市山本町字御旅1871

 

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[Blessed Spot in Oahu, Hawaii]  クナワイの泉(Kunawai Spring)

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カ・ハナイ・ア・ケ・アクア…トカゲの神、モオの聖地。 ハワイアンは、モオの聖地である池や泉にはヒーリングパワーが宿る、と考えていました。

クナワイの泉は、ワーケアという天の神が住んでいた伝説の地ワオラニにあった「癒しの泉」のひとつであるといわれています。

カフナ・ワヒネ(女性の神と交信できる神官)が管理していました。

この泉の新鮮な湧水と泉の底にある泥は様々な病気を治すと信じられており、1960年代まではハワイアンのヒーリングセンターとして機能していました。

とくに皮膚病には万能ともいえるほどの力を発揮したという言い伝えも。

 

現在、残念ながら泉の底はコンクリートで埋め立てられてしまい、ヒーリングパワーのある泥に触れることはできませんが、今でも透明でフレッシュな水が絶え間なく湧き出しており、カモが悠々と泳ぐ泉にはロコ達が憩いを求めて集まってきます。

この泉の波動と空気感はハワイアンヒーリングリングファンであれば一度体験しておきたいところです。 

以前はGoogle mapで「kunawai spring」を検索すると少し違う場所にたどり着いてしまいましたが、現在は正しい場所に連れて行ってくれそうです。

Kunawai Springs Urban Park, Kunawai Ln, Honolulu

 

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[Blessed Spot in Oahu, Hawaii] iPhoneも降参?の癒しパワー。オアフ島の聖地「カニアカププ・ヘイアウ」で芯から癒される

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「ウクレレなんてーのは、左手で持って右手で弦を引っ掻けばいいだけじゃねーか」 by ハワイの友人J

今から15年前くらい。オアフ島。あるハワイの友人の婚約祝パーティでの話。 (パーティとはいっても、オアフ島の山奥にある婚約した友人の庭…庭というよりはただの空き地…で各々が得意料理を持ち寄るポットラック形式のただの家飲みの会なのだけど。) 約30人の親戚一同や親しい友人たち。酒がまわってくると必ず誰かがウクレレを弾きはじめて、恰幅のいいオバちゃんが立ち上がってフラを披露する。 まあ、このウクレレを弾きはじめたオッちゃんというのがCDも出しているというなんとかいうプロミュージシャン(けっこうあちらでは有名らしい)で、フラを踊り始めた恰幅のいいオバちゃんというのも日本の雑誌で紹介されるクム(先生)だったりするので、やけに完成度が高い。 しかし完成度の高いパフォーマンスは長くは続かない。 一斗缶を乱れたリズムで叩きだすオジイ、チューニングの外れたギターを弾きだすヤングマン、阿波踊りのような自称”フラ”を踊りだすオバアちゃん…。 パフォーマンス的には台無しなのだけど、やけに盛り上がってくる。 私にも誰かのウクレレが廻ってきて「弾け」といわれる。 そのころ「カイマナヒラ」くらいしか弾けなかった私が弾くのを躊躇していたとき、ハワイアンの友人Jに言われたのが冒頭の言葉だ。 「ウクレレなんてーのは、左手で持って右手で引っ掻けばいいだけじゃねーか」   まあ、そりゃそうだけど。 しかたなくC…G…Fの繰り返しをいい加減に重ねていく。 なんだか楽しい。 そのうちにコードなんか関係なく、いいかげんな音を出しながら、じゃかじゃかしたくなってくる。 気が付くと、その私のいい加減なウクレレに合わせて、みんなでフラを踊っている。 Aloha! 宴席というのをそれまでに何百(もしかすると何千)重ねてきた私ですが、こんなに気持ちのいい、心が解放された宴会は初めてだったのでありました。   そう。その時思ったわけです。 私…というか日本のけっこう多くの人が中途半端な完璧主義になっていて、何かを犠牲にしているのかもしれないな、と。 この話の場合、「ちゃんとウクレレ弾けないのにみんなの前で弾いたらいけない(恥ずかしい)」という中途半端な完璧主義のおかげで、ハワイアン流のド宴会の楽しさを感じることを犠牲にするところだったわけで。 もちろん完璧に近づけようとすることはいろんな場面で大切だと思う。 でも、みんながはじけて楽しくなることが一番大切な宴会で、私ごときのウクレレの完成度などはまったく、誰にも求められていないのです。 誰にも求められていないことを自分自身で勝手に気にするというのは、意味のないエゴなわけで。少なくとも私にはカッコ悪いことであると思われるわけで。 無駄な完璧主義を捨てると、何かが吹っ切れて、素敵なことを得る場合が多い。 このことがあってから、宴会にはできるだけ溺れていくことにしています。   カラオケで、歌がドヘタにもかかわらず、先陣を切って歌い、場を盛り上げるある友人を見ながら、このエピソード思い出した次第です。    

  「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつご紹介。

ほんと、このスポットを探すのには苦労しました。約2年半前、某出版社A氏とインディジョーンズ的な1日を費やして探したオアフ島の王家の癒しの聖地、まだ一部の癒しフリークにしか知られていない「カニアカププ・ヘイアウ」を私たちの不思議体験も含めてこっそりとご紹介したいと思います。

(旅行系WEBに以前掲載分ですがまだまだ情報として新しいので興味のある方に…)

ヘイアウって何?

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  自然の精霊を神として進行してきたハワイアンは、大地や神々のエネルギー「マナ」が強く宿る場所を、聖なる祈りの場所として大切にしてきました。

それが「ヘイアウ(神殿)」と呼ばれる場所。

ハワイのパワースポットとして紹介されてきた多くのスポットがこの「ヘイアウ」だったりするのを皆さんはご存知でしたか?

ヘイアウには、そのサイズや祀(まつ)る神様、役割によってさまざまな種類があります。

王様しか入れないノーブルなヘイアウから平民が日常の祈りを捧げるヘイアウまで格やサイズも様々、戦いの神や豊穣と平和の神、大漁と安全を海の神…などヘイアウの目的も様々、というわけ。

日本でいえば最大級の伊勢神宮から村の神社までがあり、その神社によって、たとえば学業成就とか安産祈願といった目的があるのと同じような感じでしょうか。  


癒しのヘイアウ、ヘイアウ・ホオラ

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こういった様々なヘイアウの中でもベスト・オブ・ヒーリングなスポットがあります。癒しを専門にする「ヘイアウ・ホオラ」です。

ここは王族の治療や医学の研究、そして医者(薬草やロミロミの専門家)の育成などが行われた場所。

心と体を安らかで正常な状態(ポノ)にする治療のパワーに包まれた気持ちの良いスポットで、各島に点在していたそうです。(今では数少なくなりましたが…)

オアフ島のヘイアウ・ホオラとしては「ケアイヴァ・ヘイアウ」がメジャー(とはいってもまだまだ知らない人の方が圧倒的に多いのですが…)。

今回は、まだ極めてマイナーなヘイアウ・ホオラ「カニアカププ」をご紹介

 


ヘイアウ・ホオラ、癒しの神殿「カニアカププ」

このカニアカププはオアフ島のヌアヌエリアにあります。ヌアヌパリで有名なあのエリアです。

私が最初に訪問した2年半前には現地のハワイの歴史フリークにしか知られていなかった場所。

最近でこそ日本語でもインターネットで少し目にするようになりましたが、まだまだ「知られざる秘密のスポット」と言っても過言ではないかもしれません。

初めての訪問(2年半前)の話。

数少ない情報の中、まず困ったのがこの遺跡への入口すら見つからないこと。

神聖すぎる場所だからなのかサイン類は全く無し。

ほぼ1日かけてインディジョーンズ的冒険の末にようやく探し当てた入口は、身長175㎝の私が少し腰を落としてやっと入れる程度の竹林に空いた小さな「穴」。

その穴(入口)を少し分け入ると少し広い道に出ます。

直進して90mほどの細い道を左折。

ここからまたプチインディージョーンズ的な細い山道になります。

このあたりのヌアヌの森はとても涼しくて心地よいスポット。

そよ風が過ぎ去っていくときに奏でる波のような森の音も心地よい。

しかしどこか重厚感のある空気が漂っています。

心と体のわだかまりがその場に溶け出していく、そんな感じが味わえるかもしれません。

そしてしばらくなだらかな坂を上っていくと忽然と遺跡が現れます。

これがカメハメハⅢ世の夏の別荘跡。

そしてその奥の方にはヘイアウの石垣が見えてきます。

この一帯を合わせて「カニアカププの遺跡」と呼んでいるようです。

遺跡へのアプローチで真っ先に目に入ってきたのは、雷で真っ二つに裂けてしまった大木。

それを写真に撮ろうとした同行者A氏のiPhone画面が真白になって動かなくなる、という不思議体験も。

画面が白いままフリーズする、のはめったにないことなのだそうですね。

私の一眼レフも大木に向けて数枚シャッターを切ったにもかかわらず、写真はすべて露出過多で写っていないという…。

やはり神聖な場所なのだな、と痛感しました。

でも、恐ろしい何者かにいたずらをされた、というのではなく、「この聖なる地にスマホなどという俗世間のものを持ち込んではいけないぞよ」と優しく諭された、そんな感じでしたけど。

恐るべし、聖なる癒しのパワー。

 


驚きの癒しのパワー

カニアカププは別名ルアカハ(Luakaha)といわれるとカラマ王妃のかつての夏の宮殿の遺跡。

遺跡自体は1845年にハワイ王国の首都がラハイナからホノルルに移った後、王と女王の夏の隠れ家となっていました。

そして1874年ころ廃墟となり、1950年代に再発見されました。

ここは古代からヘイアウ・ホオラのあった場所で、カメハメハ大王がオアフ島侵攻のときに、傷ついた兵士をこのヘイアウで治療したり休ませたりしたという逸話は有名。

そしてそのような癒しの力のある土地に王家の別荘を建てた、というストーリーがあるようです。 兵士をも癒す魔法の秘境、それがカニアカププです。

 

祈りの場所であるヘイアウは別荘の遺跡より奥にあったとされています。

歩き回っているとヘイアウ独特の石組があります。

おそらくこのあたりが祈りの場所だったのではないかと思われます。

耳を澄ますと水の流れと木々の触れ合う音、感じるのは爽やかな風と森の香り。

ここで時間を過ごすうちに大地と溶け合っていくような不思議な感覚を味わいます。

本来の癒しの力、とはこういうものなのか、ということを感じることができる時間でした。

カニアカププ、数少ない現存のヘイアウ・ホオラのうちのひとつとなっている貴重な場所です。

カニアカププについての詳細は下記のサイトから読み解くことができます。 興味のある方は是非。 (英文になります) https://en.wikipedia.org/wiki/Kaniakapupu


最後に…ヘイアウの訪れ方、アクセスなど

自由に出入りできますが、原則としてここは立入禁止のエリアになっています。

管理はState Historic Preservation Division of Hawaii’s Department of Land and Natural Resources (DLNR) with the help of the Historic Hawaii Foundationとなります。

(この時の訪問はHHFの許可によって行いました)

ハワイの聖地はハワイアンにとって神聖なる場所。

王家の聖廟にお参りをしてから行く、とか遺跡にアプローチする前にはプレ(祈り)を捧げるべき、などなど訪問方法には諸説があります。

私のハワイアンロミロミの師はこう言います。

「自分が信じている神に“これからハワイアンの大切にしている場所に足を踏み入れます”と断ること。そしてハワイアンのスピリットに“これからあなたたちの大切な場所に入らせていただきます”と心から声をかけることが大切」と。

特に石組みや遺跡の中に入ったり石を持ち帰ったり大声で話したりすることはタブー。

静かに素直な心で訪問しなければ癒しのパワーも与えてもらえないということを忘れずに。

場所はヌウアヌ・パリDr.にある、とだけ記しておきます。

入口は小さくて見つけにくいので、「行けたらラッキー」くらいの気持ちでトライを。

冒険気分でどうぞ。ただし重ねての注意ですが、ここはハワイアンの魂が宿る神聖な場所。本気で癒されたい人だけが訪れてください。

 

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【古代ハワイアンのヒーラー(医者)が祈った女神たち】

※【ロミセラ】ハワイの癒し研究会~ロミロミとハワイアンヒーリングをもっと勉強したいセラピストたち~掲載
https://www.facebook.com/groups/lomithera/
神に祈ることが生活の中心にあったハワイアン。調べてみると「癒し(医療、ヒーリング、ロミロミ)の神様(女神)」がやはり存在していたわけです。

ラパアウ(医者)は、マイロア、 カプアラカイ、カウカホオラマイといった女神たちを崇拝していた。
(Malo.Chun)

ハモエアはマッサージセラピストの女神である。ハモエアの務めは、医師のように病気の人を助け、健康を回復させることであり…
この女神は最期を迎える病人に付き添うカフナ達に、病気や死因についての情報を与えることによって、カフナ達を統括したと考えられている
(Joseph S. Emerson,1918)

※ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書/Noa Yoshiより

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Noa Yoshi Profile

●Island-Wellness Co.,Ltd.代表
●クウイポロミロミスクール&サロン経営
●執筆、講演活動(ハワイ・ポリネシア・ヒーリング・サロン経営)
●国立琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究プラットフォームアドバイザー
(略歴…Amazonより)
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、広告業界でマーケティングプランナー。旅行関連の広告宣伝にたずさわり島にハマる。その後ハワイに渡り、マッサージ会社を設立、ハワイのヒーリング研究のためネイティブハワイアンのカフナ(高位の専門職)や長老のインタビューおよび文献研究を始め、現在に至る。
(執筆した本など)
http://www.amazon.co.jp/NOA-YOSHI/e/B006474ZB8/
(Facebook)
https://www.facebook.com/noayoshi
(Instagram)
https://www.instagram.com/noayoshisan/
(Twitter)
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