11月発売『人生がきらめく。アロハヒーリング20の智慧(ちえ)』(小学館)に載せきれなかった写真、ちょっとだけ。
月別アーカイブ: 2011年11月
Mele Kalikimaka…..メリークリスマスのハワイ語です。
もちろん、もともとハワイはキリスト教の島々ではなかったので、Mele Kalikimakaというハワイ語は最近できた言葉。ハワイ語、というよりは造語、みたいな感じかもしれませんね。
元来、ハワイの今ころはマカヒキと言って……まあ、いいか。
さてさて、そんな小難しいことは置いといて、いよいよクリスマスシーズンです。
ハワイ・オアフのFM105でも一日クリスマスチックな歌が流れ始めました。1ヶ月前解禁、みたいな暗黙の了解があるのでしょうか(笑)
それにしてもキリストを信じていない人もいる人もウキウキしてしまう、不思議な日、クリスマス。
クリスマスは寒い、と刷り込まれている多くの人には信じられないハワイのクリスマス。
トナカイの代わりにサーフィンに乗ってたりする(笑)。
左の写真はアラモアナショッピングセンターのサンタさん。(数年前の写真です)
青空を背に太陽を燦々と浴びているサンタさんはとても暑そうです。せめてアロハでも着せてあげたい感じ、できたらシェイブアイスでももたせてあげたいところです。
暑いクリスマスも寒いクリスマスも、楽しいお祭り。
何とも中身のないブログですが(笑)、せっかくだから楽しんじゃいましょう、クリスマス。
街でよく「別にいいんですけど…」という前置きをしてクレームを言う人を見かけます。
「別にいいんですけど、もう少し静かにしてくれません?」
「別にいいんですけど、おたくの店員さんの態度悪くありません?」
「別にいいんですけど、早くしてくれません?」…
けっこう聞きます。
そして考えてみると私自身もけっこう使ってたりして(笑)
一昔前であれば
「別にいいんだったら言うなよ!」
と突っ込んでいたところです。
でもね、最近は少し違う感じ方をしています。
アメリカ人であれば
「静かにしろ!」
「お前んとこの店員の態度はなんだ!訴えてやる!」
「早くしろよ、のろま!」
的な反応を大半の人が示すはずです。いや、そうに違いありません。
(偏見…人種差別でしょうか…笑)
「別にいいんですけど…」
これはまず自分をプロテクト、防御している言葉ですよね。
「私は(大きい人間だから)別にかまわないんですけれども、(ほかの人たちも迷惑がっているし、一般常識と違うから)…云々」
ある意味、すごく卑怯(笑)。
ただ逆に考えれば、人を傷つけたり、人との関係を悪くしたくないから使っている「気遣い」の言葉でもあるわけです。
自分をプロテクトするということは、争いを避ける、ということ。
みんながみんな、そして年がら年中これをしていたら、人間としてどうかと思います。
しかしながら、人間社会の中で生きている以上は和が大切です。
余計なことに腹を立てたり、余計なもめごとが楽しいのは若いうちだけ。
やはりみんなと仲良く楽しく暮らしたいもんです。
日本語で言うと「平穏な和」
ハワイ語で言うと「ポノ」
平穏な和、ポノっていうのは自己主張をせずに譲り合うことなんですよね。
なにかクレームをつけたかったら、ぜひ「別にいいんですけど…」。これもありかもしれません。
アロハ!
今回は、おそらく世界でもっとも有名なハワイ語『アロハ』について書きたいと思います。
「アロハ!」…朝、昼、夜、いつでも使えるハワイアンの挨拶。さらに、サヨナラの時にも、メールの最初や最後にも、いつでもどこでも使えてしまう不思議な言葉です。
おそらくハワイ語に「アロハ」がなかったとしたら、ハワイアンはハワイアンでなくなってしまうでしょう。それほど彼らにとってなくてはならない言葉なのです。
「アロハ」を一言で表現すると英語では「Love」、日本語では「愛」と訳されています。
つまりハワイアンは挨拶代わりに相手に対して「愛してるよ!」といっているということになります。ハワイアンのほのぼのとした感じはこのような心の余裕からくるのかもしれません。
そしてこの「愛」とは情熱的な燃え上がるような「愛」ではなく、日本語で「慈愛」とか「敬愛」というような静かに奥深い、湧き上がってくるような「愛」です。いいかえれば「余裕の愛」です。
この世の中、トラブルにあわない人はいません。 でも、そんなものを超えた感情をもつこと。そんなものを無視するだけの大きさや鈍感さをもつこと。気にしない、気にしない。これがハワイアンの「アロハ」、つまり愛なんです。われわれも見習って、楽しくキラキラと生きてみませんか?
このたび小学館から出版された拙著は、この三重タイムスでお伝えしていることを含めて詳しくまとめあげたものです。書店で、ネットでお求めいただければ幸いです。
『人生がきらめく。アロハヒーリング20の智慧』。小学館より、1,300円。NOA YOSHI(のあよし)著。詳しくは