月別アーカイブ: 2016年1月

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3年前の大島渚氏葬儀の礼状にあった本人直筆のメッセージ。
私がもらったわけではないのですが、知人がいただいたのを見せてもらったのです。

あの当時は、この言葉がなんだかその時の自分の心に響いたんですよね。グッときた、というか。

最近、自分の運命を
「人から与えられるもの」
「天が決めるもの」
と思っているのか、思ってもいないのか、自分発信で行動しない人が増えているような気がします。自分も含めて。

あるハワイ伝統医学の達人のワークショップで通訳をしていた時に、生徒さんに向かって彼が言った言葉を思い出します。

「なんで君たち(日本人)は自分から行動しないんだい?」

ロミロミを習いに来るほとんどの日本人が、言われたことをやるだけ。
言われたことは器用にこなすんだけど、応用が利かないし、新しいものを自ら学ぼうとすることがない。
できないでいることについては「だって教わっていないんだもん」で終わり。

ロミロミっていうのは日本でいうと落語と似ています。
師匠の技をこぞって盗む。これが基本。

ですから「学ぶ」ということは「先生が生徒に伝える」のではなく、「生徒が先生から引き出す」のが常識なわけです。

ある東大の先生に言わせると、日本の教育は「グライダー教育」なんだそうです。
自分で飛び立つことを教えない。
先生が手取り足取り手伝って飛ばしてあげて、そのあとは個人の自由。
だから飛び続けることも、着陸することも苦手なんだそうです。

自分も含めて、恵まれ過ぎているんだな、と思います。

別に大きなクルーザーや別荘を持っているわけじゃないけど、ボーっと生きていても食いつないでいけないことはないわけで。

時々「なんとなく」生きていることにいつの間にか埋没してしまっている自分に気づいたりします。
この言葉と出会ってから3年。ちょっと埋没しかけているかも。

自ら燃える存在にならなければ。

調べてみると冒頭の言葉は、明石海人という方がハンセン病と闘いながら残した「白描」という歌集の序文にある言葉です。
歌の方は昔の文体で、なかなかおどろおどろしいところもあったりしてなかなか読みにくい。
ただこの序文が、いまの健康でいて何不自由ないはずの自分にとって、心の奥底を奮い立たせてくれるものだったので、ここに残しておきたいと思います。


白描 明石海人

序文
癩は天刑である
加はる笞(しもと)の一つ一つに、嗚咽し慟哭しあるひは呷吟(しんぎん)しながら、私は苦患(くげん)の闇をかき捜って一縷(いちる)の光を渇き求めた。
― 深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない ―
そう感じ得たのは病がすでに膏盲(こうこう)に入ってからであった。
齢(よわい)三十を超えて短歌を学び、あらためて己れを見、人を見、山川草木を見るに及んで、己が棲む大地の如何に美しく、また厳しいかを身をもって感じ、積年の苦渋をその一首一首に放射して時には流涕し時には抃舞(べんぶ)しながら、肉身に生きる己れを祝福した。
人の世を脱(のが)れて人の世を知り、骨肉と離れて愛を信じ、明を失っては内にひらく青山白雲をも見た。
癩はまた天啓でもあった

 

ロミロミ・スタディ Lomilomi Study③

【フラ、チャント、オハナ】

『クムフラ』イシュマル・W・ステグナー著(”Kumu Hula” by Dr. Ishmael W Stagner)より。 なんとなく、ハワイアンの現実と信仰の関係がイメージできたりして。 フラっていうのはこういうものなんだ、と再認識する話ですね。

古代ハワイアンの家族(オハナ)の絆はものすごく強いものでした。 それは、宗教および日々の仕事、戦争や平和にまでわたるものでした。 チャントのときに踊られる踊りは、目に見える世界と目に見えない世界をつなぎました。 人間はフラを神と支配者に献上することで、お互いの尊敬を表現したのです。

[2011年 イシュマル・W・ステグナー]

The family ‘ohana’ was the unifying force in everyone’s life. It brought together religion and daily work, wars and peace. Dance accompanied by chant formed a major link between the unseen forces of heaven and visible world on earth. Humans honored their gods and rulers with hula and paid respect to each other with hula.

 

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Fire

寒い。ここ数日、ほんものの冬になってきました。車の温度計は-1℃。そりゃ寒いわけだ。

-20℃のスウェーデンに住んでる友人からは笑われるだろうが、-1℃だって寒いものは寒い。

まだ空が暗い朝6時には(遅くとも)家を出なければいけない犬の散歩は、戦いへの出陣と一緒。冬の痛さから身を守るためには戦いに出るレベルの完全防備が必要なのです。

頭はニット帽子(最寒のときには北の国からのゴロウさん的な耳隠しのある帽子になります)、マフラー、極暖ヒートテックに山用の分厚いダウン、裏フリースのパンツ。

そんな寒さとの戦いの中で、太陽が海から顔を出す瞬間はとてもホッとする瞬間でもあります。特に寒い冬には。

太陽が頭を出す瞬間、空はパアーッと明るくなり、フワッとした暖かさが空気いっぱいに広がっていく。

かなり古い表現だが加山雄三氏の「幸せだなぁ」というセリフが頭をよぎったりして。

そんな中で、ふと思ったのでした。

「そういえば最近、『火』を見なくなったな」

と。

今朝はこの「火」について思いをはせたのでした。

 

つい最近まで、石油ストーブにガスコンロ、ちょっとお金持ちの友人の別荘には暖炉があったり、田舎のばあさんのところに行くといたるところでたき火で焼き芋を作っていて、火はすごく身近なものでした。

それが今やエアコン暖房、床暖房にIHコンロ、たき火をするおじいさんの数もめっきり減っていたりして。

火を見る機会は極端に少なくなってきたような気がします。

火。

人間に明るさと温かさを与え続けて50万年と言われているそうです。

はじめのうちは落雷や火山で自然発火した火を大切に絶やさないように守り続けていた、とオリンピックの聖火みたいな話もあったりして。

火山の噴火や火事といった災害をもたらすのも火、明るさと温かさ、そして肉や魚を焼き、獣から守ってくれる人間として生きていくのに欠かせないのも火、っていうわけなんですな。

人類の火への想いとは、こういった畏怖と愛ではないでしょうか。

この想いは日本人やハワイアンが今でも心の中に持っている自然への気持ちと似ているのかもしれません。

だからこそハワイアンに一番人気?の神様はペレ、火の神なのかも。

今でも噴火を続けているキラウエア火山(ハワイ島)の火口に住んでいる火の神ペレは、火山に対する人々の畏怖心と、それとは裏腹な憧れにも似た愛情を集めています。

 

考えてみると、人間を取り巻く環境というのはそういうものなのかもしれませんね。

魚、という恵みを与えてくれる海は津波で人を襲い、

雨、という恵みは洪水や地滑りで人を襲い、

大地、というなくてはならない恵みは地震で人を襲う。

それだけではなくて、

自分にとって不可欠だった夫(妻)が、いつの間にか敵対する存在になっていたり、

自分に何でも与えてくれていたお金が、いつの間にか自分を追い込む存在になっていたり。

 

「無くてはならないものは、時にはとても怖いものにもなる」

っていうのが世の常なんでしょうね。

 

火が明るさと暖かさを与えてくれていた時代は、おそらく感動のハードルが低かった。

たとえば、どんなに寒いときにでもたき火の周りに人が集まり、寄り添っていた。

でも、明るさや温かさを電気が簡単に作ってくれていると(本当は簡単に作ってくれてるわけではないんだけど)、感動の矛先がテレビやスマホやゲームの画面の中に閉じ込められている、みたいな。

文字通り、温もりが失われている、みたいな。

 

ありがたみ。

これを忘れてしまうと、人の温もりや感動も忘れることになってしまうのかもしれません。

畏怖があってこその、ありがたみ。

 

火に、自然に、そして妻に、家族に、犬に、友人に、ありがたみを感じていたい、と思った朝なのでした。

  ロミロミ・スタディ Lomilomi Study①

【古代行われていたロミロミの現場】

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  ≪伝統的なロミロミヒーリングセッションは診断からはじまった。そして祈り、絶食などをスチームハット(蒸気小屋)で行った。病気が見つかると、熱した石での施術、ハーブ治療をはじめた。カフナは患者の症状に合わせたロミロミを行った≫

(Tamara Mondragon, 2000/「Na moʻo.lelo Lomilomi」R. Makana Risser Chai)

⇒このTamaraさんはアンティーマーガレットの最初の生徒、3名のうちの一人。まだロミロミがリラクゼーションになる前のロミロミを伝聞しています。
 
 

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ホオポノポノについて虹の写真集で有名な高砂淳二氏が書いた本。
カイポ・カネアクア師、先日亡くなってしまったホオポノポノの第一人者、アカさんへのインタビューをもとに書いた本です。
ヒューレン博士との本とは違った伝統的なホオポノポノを垣間見ることができるかもしれません。
私個人としては、今までの本よりもホオポノポノを古代ハワイアンの考え方に近い形で理解しているように感じました。

心を「凪」の状態にクリアにしたい方にお勧めです。

『夜の虹の向こうへ』高砂淳二/小学館


  ロミロミ・スタディ Lomilomi Study②

【ロミロミの理学療法としての効果に関する公式な報告(ハワイ州)】

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  公的にもロミロミは「理学療法として効果がある」と公的に報告されているんです。 セラピストとして自信が持てますね。

「ウリエオ・コア」は、ネイティブハワイアンの祖先のライフスタイルが、どのように肉体とスピリットをうまく調和させ、効果的に心臓血管の健康を増進させてきたかを研究するための試験的なプログラムである。 (中略) 「ウリエオ・コア・ナ・オロヘ・ルア(ルアの達人についてのウリエオ・コア)」では、ルアで行われるロミロミのうち4種類のロミロミを研究している。 (中略) 首の柔軟性の改善は平均より4%増加した。治験者の左右両足の長さは(実験前には)平均3/8インチも違っていたのだが、3ヶ月間のロミロミ治療後の測定では両足の長さの違いはほとんど無くなり、脊柱のアンバランスは修正され、脊柱の可動範囲も増加を示した。

(Claire K.Hughes,2001)

 

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Noa Yoshi Profile

●Island-Wellness Co.,Ltd.代表
●クウイポロミロミスクール&サロン経営
●執筆、講演活動(ハワイ・ポリネシア・ヒーリング・サロン経営)
●国立琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究プラットフォームアドバイザー
(略歴…Amazonより)
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、広告業界でマーケティングプランナー。旅行関連の広告宣伝にたずさわり島にハマる。その後ハワイに渡り、マッサージ会社を設立、ハワイのヒーリング研究のためネイティブハワイアンのカフナ(高位の専門職)や長老のインタビューおよび文献研究を始め、現在に至る。
(執筆した本など)
http://www.amazon.co.jp/NOA-YOSHI/e/B006474ZB8/
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