ハワイに行ってきました。
十数年住んでいた時とは違う、
新鮮で強烈で、しかもまったりとしたハワイに出会ってきました。
ハワイ、素敵です。
ハワイにハマっている人が多いのもうなずけます。
それはおそらくハワイには色々なハワイらしさがあるからなのかもしれません。
そのうちの一つがノスタルジックなハワイ。
ネイティブハワイアンだけの王国の世界から白人の宣教師が入ってきてアメリカの香りがしはじめたころのハワイです。
少し前までは、ここらへんのハワイはあまり好きではありませんでした。
古代のネイティブハワイアンが自然を舞台に大切に生きてきた世界を白人が奪って作った、
素敵なネイティブの世界に、自分たちのわがままで横暴な文化を持ち込んで作ったハパ・ハワイアンな世界だから。
ハパ・ハワイアンっていうのはハーフハワイアン、っていうこと。
ハワイアンとアメリカンのハーフ、っていうことです。
もちろん白人たちの横柄で押し付け的なところもあったのは事実ですが、
ハワイアンは自分たちから進んで近代文化としての白人文化を受け入れていったのも事実です。
まあ、われわれが云々いうことでもないのかもしれません。
ハレイワタウン、ワヒアワタウン、チャイナタウン…オアフにもさまざまな古い街が残っています。
ビッグアイランド、マウイ、カウアイ等の島々にもなんともセピア色の街がたくさん残っています。
モロカイに至ってはすべてがノスタルジックな感じに包まれていたりします。
こういうゆったり、まったりとした街に落ち着きを感じたり、憧れを感じたりするのに、
どういうわけか自分たちの住む街は近代的な都市計画を立てたりしてしまう。
なんだか違うな、などと感じてしまった次第です。