この写真カッコいいでしょう(笑)。広島の方たちと一体になった中西圭三さんと小西貴雄(ky)さん
2011年7月10日、広島県安芸郡坂町。
圭三さんの故郷、中国地区(出身は岡山県)初の「ぼよよん共和国チャリティライブ」が開催されました。
「まあるい世界を作りたい」
中西圭三さんの東日本震災チャリティライブは、奈良、伊勢、大阪、福島に続いて5か所目。
今回は僭越ながら私の発案にTAOミュージックの蒲原マネージャ経由で圭三さんに乗っていただいた形での開催になりました。
いやいや広島の人は熱いね。
これが終わった直後の圭三さんと私、そして今回キーボードで参加していただいた小西貴雄さんの感想でした。
野外のチャリティライブにもかかわらず、広島っこにお思いやりと意地であるお札がどんどんと義捐金の箱に入れて行かれる、そんな気合いと喜愛にみちたライブでした。
ここから簡単に一日を振り返ります。
夕方5時から「軽いリハ」…のはずが炎天下の中での「過酷なリハ」に。
圭三さんはじめリハーサル参加者全員が浅黒く男っぽい顔色に変身していたほどです。。
いやいや暑かった。
それでも「ぼよよん共和国」の曲合わせの時に中西圭三というプロを垣間見る出来事が起きます。
「圭三おじさん」が歌っているということで、リハーサルなのにもかかわらず多くの皆さんが集まってきていたのですが、そのなかに小さなお子さんもたくさんいらっしゃいました。
暑い中でのリハーサルなので、音合わせと曲の構成を打ち合わせるだけのリハであったはずなのですが、「ぼよよん行進曲」で子供たちのテンションが最高潮に達していきます。
まあ、テレビでいつも踊っていた曲が生で流れてきたのだからテンションあがるのも当たり前。
みんなで「ぼよよ?ん」ジャンプが始まってしまいました。
こうなると中西圭三のプロ魂にも火が付いてしまいます。
結局、リハにもかかわらず汗だくになりながら圭三さんもぼよぴょんジャンプを繰り返し、1曲歌っちゃいました。
おまけにご覧のとおりの黒装束なもんですからすごい汗。
へろへろのリハとなりました。
さてさて、この会場となった駐車場は「パルティフジ坂」というショッピングタウンの駐車場です。
ここには天然温泉のおしゃれなアジアンスパ「シーレ」をはじめ、各種レストラン、TSUTAYA、YAMADA電機、UNIQLO、音楽教室等が軒を並べています。
私がこの「シーレ」の中にお店を出さしていただいている縁で今回の運びとなったわけです。
よしかったら一度シーレで温泉に入った後、ハワイアンロミロミマッサージなどというコースをどうぞ。
(CM入れさせていただきました(笑)
さて18時半。
開演です。
まずはフラダンサーズから。
地元のフラスタジオから数組の精鋭が来て踊ってくれました。
うちのロミロミチームを率いているポンちゃんの声かけで集まってくれました。
やっぱりフラはいいですね。
なんといっても南国の香りがする。
はでやかで陽気で明るくて、
イヤなことなんかをすべて忘れさせてくれます。
夕日が沈んでいく中に映える衣装、最高でした。
そして19時半。
いよいよチャリティライブの開催です。
WOMANにはじまってぼよよん行進曲まで全10曲。
歌い切りました。
「うまい!」
当りまえの話なんですが、やはり中西圭三さんの生歌声を聴いた人は全員が口をそろえて言います。
確かにうまい。
オイラなんか3度下げて歌ったって声が出ない…(笑)
まあ、そんなことはどうでもいいことなんですが。
アンコールまで含めて11曲、手抜きのない本気のステージです。
いつも感心します。
プロってそういうものなんでしょうが、この人の手を抜いたところを見たことありません。
いやいや、本当に素敵な歌声に広島の方々も感動しきりでした。
数名涙をぬぐう女性の姿も。
実はこのキーボードをやってくれて全面極力してくれている小西貴雄さんも教会ではすごい人なんです。
特にアレンジャーとしては日本でも指折りのお方。
今はモー娘などのハロープロジェクトを時はじめスマップの曲やゴスペラーズの曲なんかも作曲したり編曲したり、実はかなり忙しい人なんです。
これが最近ちまたで話題のぼよよんジャンプ。
広島の人のぼよよんは高い!
フラダンサーの彩りを加えて絶好調のぼよよんジャンプでした。
広島っ子の熱さのひとつ。
それは子供たちの熱さ。
募金を始めたところ、たくさんの子供たちがお金を握りしめて走ってきてくれました。
きっと東日本震災の後、お父さん、お母さん、おじいちゃんおばあちゃんに教えられたのでしょう。
子供心に
「今、大変な人たちがいる」
ということを理解しているのだと思います。
募金の時みんな笑っていません。
真剣にお金を入れてくれているんです。
チャリン。
すごくかわいい音です。
ちゃりん。
きっと10円玉とか100円玉なんだと思います。
でもね、この気持ちって100万円にも1億円にも等しい「ちゃりん」なんだと思います。
子供たちがこういう気持ちを持っている間、日本は大丈夫。
そんなふうに思いました。
それからコンサートが終わってからは大人の広島魂を見せていただきました。
募金をするのに長蛇の列。
そして皆さんがお札を入れて行ってくださる。
すごい熱気でした。
「気持ち」の強い方たちなんだな、と思いました。
募金をしていただいた方、
このライブを支えてくれた多くの方、
シーレ支配人の大供さん、
大供さんにこき使われた(笑)尾崎さん、
フジ坂の清さんをはじめスタッフの皆様、
そしてフラの皆様、
FMチュウーピーやテレビ局の皆様。
そしてもちろん圭三さんも小西さんもマネージャの蒲原さんも。
皆さんお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。