マーケティング屋として実際に色々な事業の立ち上げに参加して、
今でも自分自身がかかわっているビジネス、それがロミロミです。
なんとなく始める事になってしまったビジネスなんですが、
このビジネスだけはいつまでも自分自身がかかわっていたいと思っています。
そのわけはやっぱり「ハワイ」です。
たまたまハワイに住んで行きがかり上始めたビジネスですが、
ロミロミを調べれば調べるほど、ハワイ文化の奥深さと素敵さに惹き寄せられてしまったわけです。
「仕事との関係」をいいことにハワイや日本の図書館に通い、
多くの老人やカフナにあったりして多くのことを教えていただいたりしながら研究を重ねています。
今日は「ハワイの魅力」について少しだけ考えてみました。
ハワイの魅力って人によって違いますが、ほとんどの人が共通してあげる事と言えば、
●気候が素晴らしいというところ
1年中温暖で、適度な湿度が保たれている。
●自然と都会がちょうどいい感じ
壮大で美しく力強い自然もあり、また買い物や食事やエンターテインメントがすべて近場で楽しめてしまうこと。
みたいですね。
それからハワイっていうのは、歴史的にたどっていくといくつか違った「顔」がある事に気づきます。
そしてその色々な面に魅力があったりするわけです。
■まずは、古代ハワイアンの魅力。
白人の文化で変化してしまう前の昔(1800年ころまで)のハワイアンは本当の意味でアロハな民族でした。
本当に誇り高く、強く、しかも優しさがあって、頭も柔らかい民族でした。
宗教的、哲学的な考え方はどれも日本に似ていたります。
ここらへん、大好きなので詳しく語りたいのですが長くなるのでまた今度…
ロミロミももちろんそうですが、人気のフラやレイメイキングなどもこの古代に原型ができました。
すべてがハワイアンのアロハスピリットの産物です。
だからこそ優しい包むような情(愛)に満ち溢れているんです。
そこには、今の日本人が忘れている「自然とともにでなければ人は生きていけない」
という大切なメッセージがあります。
■次は白人が作った観光地ハワイの魅力。
白人は素晴らしかったけれども少し残酷で厳しすぎたハワイの文化をキリスト教の文化に変えてしまいました。
そして自分たちの価値観での「ハワイ」を作り上げようとします。
コロニアル様式のモアナホテルをビーチ沿いに建て、
欧米式のレストランやバーを作り、
観光客にウケるようにフラやハワイアンミュージックをを改造し。
とっと白人の傲慢さが鼻についたりしてしまうのですが、
ただこのような近代的な動きがあったからこそ、
われわれ日本人にも少しづつ身近になってきたわけでもあります。
プレスリーがビーチを駆け巡り、
加山雄三がウクレレ片手に船を乗り回す。
「憧れのハワイ航路」…その名の通り、ハワイが憧れだったころのハワイです。
■もう少し時間がたって、一番近い憧れのアメリカ、としての魅力。
先ほどのプレスリーの時代から、日本人にとってハワイは「一番近いアメリカの州」になります。
そのころ日本では多くのアメリカのテレビや映画が放映されていました。
印象は「アメリカってすごい。アメリカ人ってすごい」。
「奥さまは魔女」の夫婦はあんなに若いのに大きな庭の付いている大邸宅に住んでいて、
毎週豪勢なパーティをしているし、
スクリーンの中では背が高くてカッコいい男女がおしゃれなお店でステーキ(そのころはビフテキ)を食べて、
おしゃれなワインなんかを飲んで踊っている。
まあ実際は、「奥さまの魔女」のダーリンは大きな部屋と秘書付きの中堅広告代理店の副社長だし、
スクリーンの中の人も王女だったり新聞記者だったり、まあ、それなりの人。
でかいうちに住んで贅沢していてもおかしくない人たちだった、という種明かしは今ではわかるけど、
その当時、1960年代、1970年代、1980年代はみんながアメリカのプロパガンダに踊らされていたわけです。
ですからオイラも西海岸でイーグルを聞きたかったし、
一度はビバリーヒルズの家に足を踏み入れてみたかったし、
ハワイでサーフボード片手にビーチボーイズを口ずさみたかった…。
猛烈にそういう「アメリカンスタイル」をカッコこいいと思い、あこがれた時代がありました。
現在もその延長にあるハワイ、もしくは自然とアメリカの近代的なところが共存するハワイという魅力も存在しています。
ショッピング族、グルメ族、リゾート族などはこれに当てはまるのかもしれません。
■何でもありハワイ、の魅力。
以上の歴史を経てハワイはハワイアンだけではなく白人、日系人、韓国人、中国人、ベトナム人、インド人、タイ人、クロアチアなどの旧東欧諸国の人々などが入り乱れて存在する島になりました。
だから差別も少ない。
色々なところで美味しい本場の各国料理が食べられる。
同じく色々なものが手に入る。
そういう面白さができてきたような気がします。
さて、あなたはどのハワイに魅かれているのでしょうか?