カテゴリー別アーカイブ: ロミロミの話

テンプルスタイルのロミロミ

Abraham Kawai’i: A brief history of the man, the kahuna, and kahuna bodywork


「テンプル・ロミロミ」や「カフナ・ロミロミ」といわれるロミロミが「本物(本当にハワイアンの)のロミロミか?」という質問が多いので、本に書いた要約をのせておきます。読んでみてください。

まあ確かに「テンプル」は英語ですから、昔ながらの呼び名ではないことは間違いないのでそんな藩士が出てきてしまうのでしょうけど。いずれにしても個人的には、「オプ・フリ」もポルトガルから来たものだったりしてロミロミも進化し続けているので、こまかいことには目くじらを立てることはない様な気がします。

それよりも自然(天)のマナを自分を通して患者さん(お客さん)に入れ込むことで元気になっていただく、という思想と方法論がロミロミ、ということでいいと思うんですけど、いかがでしょう?。


(拙著より)

テンプルスタイル・ロミロミ

現在の「テンプル・ロミロミ」「ロミロミ・ヌイ」「セイクリッド・ボディーワーク」「カフナ・ロミロミ」といった名称は、歴史的な文献には全く出てこないものです。

(中略)

その(テンプル式ロミロミ)創設者はエイブラハム・カヴァイイ・デカンブラ。彼はハワイアン血は引いていないため、これ(テンプル式ロミロミ)は決して伝統的で歴史のあるものではないが、ハワイで生まれ育った人間が開発した「ハワイアンマッサージである」であることには間違いではない。(しかしながらそれを「伝統的なロミロミである」と定義することはできない。また新しい「現代のロミロミ」といってもいいかどうかは意見の分かれるところだ)

(中略)

カハレヴァイによると、(テンプルスタイル創始者)エイブラハムのボディーワークは4つの特徴があります。前腕でオイルを使う手技、踊るような足での施術、患者が裸であること、いくつかのケースによっては「神聖で性的な儀式」であること、です。

(Makana Chai / Na Mo’olelo Na Mo’olelo Lomilomi 英語)
(Noa Yoshi / ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書 日本語)


■この記事が詳しく乗っている書籍

Na Mo’olelo Lomilomi: The Traditions of Hawaiian Massage and Healing

ロミロミとハワイアン・ヒーリングの教科書 ヒーラーたちが受け継いできた祈りと教えを学ぶために

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オプ・フリ(お腹ロミロミ)

「人間の体は胃が体の中心にないと(正しい位置にないと)不健康で病気になるんだ」というハワイの伝統医療の考え方から生まれたのがオプ・フリ、といわれています。

てっきり大昔からハワイの医療関係者(カフナとかえらい医者)が創り出してきた理論と技だと思っていたわけです。「ロミロミはオプ・フリから始めないとねっ」などという人々もいたりするので…というか尊敬するカイポ・カネアクア師もそんなこと言っていたし。

ところがこの資料によるとオプ・フリってポルトガルのものだったんだ…。

色々な文化を吸収して熟して自分のものにしてきたハワイアンとしては当然のことなんでしょうか…


オプ・フリ。特に子供の場合、気持ちが悪くなるのは、転倒などが原因で胃がよじれたり捻られたりした結果であると信じられていた。症状は片足のどちらかが短いことに現れる。治療はマッサージをするか胃を縛ることである。この診察や治療はポルトガルから学んだと言われている。

(Pukui & Elbert Dictionary,1986)

 


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サーフィンの神様デュークとロミロミ

あの有名なサーフィンの神様、Duke Kahanamokuもロミロミをしていたそうです。
その昔、すべてのハワイアンがロミロミをしていた、というのは本当のことなのかもしれません。

またDukeの弟もプロはだしのロミロミをして兄の活躍をサポートしていた、という話も残っています。


(1913年の資料より)

海で岩礁にぶつかりけがをした人をデュークが見かけて…
———
デュークはそこ(落ちた場所)に着くと、私の背中をつかんでサーフボードの上に横たえ、ロミロミを施してくれた。

(Leola M. Crawford,1913)


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言葉による治療

古代ハワイアン(の医療)には、患部に用いる薬だけではなく、熟練した「言葉によって治療できるカフナ」によって行われる治療もあった。

(中略)

「言葉による治療」の重要さは読者であるあなたにも理解できると思う。私は、まだこの理解を超えた力で行う治療を行っているハワイアンはいると考えている。このことは現代のハワイの若者に祖先や崇拝の秘められた大切さを思い起こさせるという点においてとても重要である。

(Kalanianaole Collection)


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神、ヒーリング、ロミロミ

アンティ・マーガレットのスクール

ハワイ島アンティ・マーガレットのスクール


ロミロミというものについて、一度禁止になっていたハワイの伝統医療からロミロミを復活させた功労者の一人アンティ・マーガレットがこう語っています。


神がヒーリングをするのだ。
私がするのではない。

だから私は、神に降りてきてくれるようお願いするのだ。
ハワイのマッサージが「祈ること」であるといわれている所以(ゆえん)である。
私は生徒たちに、ハーブを摘みに行く時に祈りなさい、そしてそれらを準備する時に祈りなさい、それらを患者に与える時に祈りなさい、と教えている。
そうすることであなたの患者は良くなっていくのだ。

(Auntie Magaret Machado)


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ロミロミの理学療法としての効果に関する公式な報告(ハワイ州)

公的(ハワイ州)にもロミロミは「理学療法として効果がある」と公的に報告されています。
スピリチュアルなイメージが広まりがちな「ロミロミ」ですが、実は科学的にも様々な効果があるとされているのです。


「ウリエオ・コア」は、ネイティブハワイアンの祖先のライフスタイルが、どのように肉体とスピリットをうまく調和させ、効果的に心臓血管の健康を増進させてきたかを研究するための試験的なプログラムである。
(中略)
「ウリエオ・コア・ナ・オロヘ・ルア(ルアの達人についてのウリエオ・コア)」では、ルアで行われるロミロミのうち4種類のロミロミを研究している。
(中略)
首の柔軟性の改善は平均より4%増加した。治験者の左右両足の長さは(実験前には)平均3/8インチも違っていたのだが、3ヶ月間のロミロミ治療後の測定では両足の長さの違いはほとんど無くなり、脊柱のアンバランスは修正され、脊柱の可動範囲も増加を示した。

(Claire K.Hughes,2001)


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昨日発売の「フラレア」69号…メリーモナーク大特集…に「ハワイの食でウェルネス!」的な記事を書かせていただきましたよ。

フラレア69号_ハワイの食いただきます

ハワイの薬草学(ラアウラパアウ)は食にも生かされていて、日本人のウェルネス&アンチエイジングには最適であるぞよ、というお話です。
ハワイ大好き医師、伊藤 加奈子 (Kanako Ito)先生と私の対談も。

ぜひぜひフラフリークのみならず、健康を気にするハワイ好きの皆様にも読んでいただきたい特集です。書店でもアマゾンなどの通販でも簡単に購入可能でございます。

詳しく知りたい方、購入いただける方は下記から。
http://www.hulalea.com/hulalea/magazine/69.php

 

sunrise

 

上海の気功師R氏とハワイアンのロミロミ師D氏。両師から教えてもらった、からだと心をクリアにする呼吸法に共通点が多すぎ。おまけに発売中のTarzanにもほぼ同じことが書いてあったので、ここら辺にアンチエイジングの秘訣があるのでは、などと思うのでメモしてみた。

共通点

●朝日を見ながらの深呼吸が一日を元気にする。(Tarzanには書いてないけど)

●口から息を吸ってはいけない。(細菌や邪気を吸い込むから)

●心をリラックスしたいときには吐く長さ~時間~を吸う長さの倍以上にする。そしてできるだけゆっくり、がコツ。

●運動機能を働かせるときには弾むように呼吸する。

●毎日続ける。

まあ、健康法はどれでも「続ける」ことが大切なんですな。

 
「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつTake Note中。

[Blessed Spot in Mie] 椿大神社

tsubaki

椿大神社。「つばきだいじんじゃ」ではなく「つばきおおかみやしろ」。
三重に居を構えていながら三重のことをあまりにも知らなさすぎなので、意を決して(というほどではないけど)暇をみて近くの面白いところを廻ってやろうと思い立ち行ってみたわけです。

場所は三重県鈴鹿市。鈴鹿サーキットから車で約30分、小さな山がポコポコとも盛り上がっていてやけに可愛い景色が終わるあたり。少しそれっぽく言えば、伊勢平野を一望に見渡す鈴鹿山渓の入道ヶ岳の麓に鎮座されております、みたいな場所。

Wekipediaによれば
「式内社、伊勢国一宮。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。三重県では伊勢神宮・二見興玉神社に次いで3番目に参拝者数の多い神社であり、2013年には1,455,000人が参拝した。猿田彦大本宮とも呼ばれる。猿田彦大神を祀る神社の総本社とされる。」
らしい。

「全国の猿田彦大神を祀る社の本宮」ということなので、あの伊勢神宮の近くにある猿田彦神社の本宮っていうこと?まあ八百万の神の日本(ハワイもそうだけど)には神様がいっぱいいて、その関係性も多種多様だから由来を理解するのはけっこう難しい…。

詳しく知りたい人は
http://www.tsubaki.or.jp/

敷地の手前にある無料駐車場に車を止めて、ほんの少しだけ歩いていくといきなりの森。
鳥居をくぐってその森の中に足を踏み入れると、空気感がガラッと変わります。そう、伊勢神宮の鳥居をくぐって橋を渡ったあたりでガツンとくるあの感じ。
しとしとと降る雨がまた雰囲気を盛り上げてくれたりして。

いやいや、参道を歩いているだけでとても気持ちがよい。
深呼吸をすると息を吐くときに体の中から悪いものがどんどん流れ出ていく感じ。

スピリチュアル風に表現すると、神様(仏、天使、守護神、魂、霊、宇宙…)…福沢諭吉先生的に言うと「天」が自分を包み込んで浄化してくれる幸福感、とでもなるんでしょうか、そんな、いい気分。

ハワイのヒーリングにかかわっているにもかかわらず、理屈的には今一つ納得できていないけれども、絶対にある(と思っている)「天」のスピリチュアルな感じを肌で体験できる場所っていうのはなかなかないわけで。

余談になるけど、ハワイの「パワースポット」と言われて紹介されている場所にも「気持ちの良くなる場所」「そうでもない場所」「逆に気分の悪くなる場所」っていうのがあるわけです。自分との相性なのでしょう。(それにしても生贄のヘイアウが「気持ちいい」とのたまう人もけっこうたくさんいたりして)。私的に気持ちの良くなる場所っていうのは雑誌なんかで紹介されている場所の10か所に1か所くらいかな…。
まあそういう意味では、その1/10の場所がここだったのでした。tsubaki_daikoku

参道を歩いていると忽然と恵比寿さんと大黒さんが鎮座。
大黒様好きの私としては、なんとも奇遇な喜びがひとしおなのでありました。
(大黒様の体型も好きなのだけれど、その由来が男っぽくて好きなのです。どうでもいい話だけど)

本殿にお詣りをして(もちろん今に感謝して世界平和を祈願)、横にある根性が入るという鉄砲柱に張り手をかまし、そぞろ歩きしてみる。

本殿の少し奥には、高低差はあまりないにもかかわらず水量が半端でない迫力をかましている金龍明神の滝が。大明神川の水は、清くて柔らかい神水といわれていて万病に効く薬水とされているらしい。
ハワイにもこんなところがあったな、などと「八百万」で水を大切にするハワイと日本の共通点を考えた自分の仕事熱心さに自己満足した次第。

この神社をこよなく愛したパナソニックの創設者、松下幸之助氏寄贈した茶室も残っていたり、芸事の神様が祭ってある椿岸神社には吉幾三さん、梅沢富美男三男かのそれっぽい寄贈名があったり、時間があったら一日かけて満喫したい気持ちのいい場所なのでした。

椿大神宮
三重県鈴鹿市山本町字御旅1871

 

「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつご紹介。

[Blessed Spot in Oahu, Hawaii]  クナワイの泉(Kunawai Spring)

kunawai01

 

カ・ハナイ・ア・ケ・アクア…トカゲの神、モオの聖地。

ハワイアンは、モオの聖地である池や泉にはヒーリングパワーが宿る、と考えていました。クナワイの泉は、ワーケアという天の神が住んでいた伝説の地ワオラニにあった「癒しの泉」のひとつであるといわれています。カフナ・ワヒネ(女性の神と交信できる神官)が管理していました。
この泉の新鮮な湧水と泉の底にある泥は様々な病気を治すと信じられており、1960年代まではハワイアンのヒーリングセンターとして機能していました。とくに皮膚病には万能ともいえるほどの力を発揮したという言い伝えも。
現在、残念ながら泉の底はコンクリートで埋め立てられてしまい、ヒーリングパワーのある泥に触れることはできませんが、今でも透明でフレッシュな水が絶え間なく湧き出しており、カモが悠々と泳ぐ泉にはロコ達が憩いを求めて集まってきます。
この泉の波動と空気感はハワイアンヒーリングリングファンであれば一度体験しておきたいところです。

kunawai02

以前はGoogle mapで「kunawai spring」を検索すると少し違う場所にたどり着いてしまいましたが、現在は正しい場所に連れて行ってくれそうです。
Kunawai Springs Urban Park, Kunawai Ln, Honolulu

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Noa Yoshi Profile

(略歴…Amazonより)
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、広告業界でマーケティングプランナー。島々の宣伝にたずさわり島にハマる。その後ハワイに渡り、マッサージ会社を設立、ハワイのヒーリング研究のためネイティブハワイアンのカフナ(高位の専門職)や長老のインタビューおよび文献研究を始め、現在に至る。
(職業)
●クウイポロミロミスクール&サロン経営
●執筆、講演活動(ハワイ・ポリネシア・ヒーリング・サロン経営)
●【ロミセラ】主宰(ロミロミとハワイの癒しをもっと勉強したいセラピストたち)
●心理カウンセラー(ハワイの叡智で心を楽に)
●国立琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究プラットフォームアドバイザー
(執筆した本など)
http://www.amazon.co.jp/NOA-YOSHI/e/B006474ZB8/
(Facebook)
https://www.facebook.com/noayoshi
(Instagram)
https://www.instagram.com/noayoshisan/
(Twitter)
https://twitter.com/noa_yoshi

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