カテゴリー別アーカイブ: Blessed Spot、心洗いのスポット


2018年、新しい年を迎えるにあたってやっぱり「開運グッズ」の話題は気になるところ。昨年末にある仕事で「ハワイのラッキー伝説」を調べる機会があったので、そのこぼれ話として、ハワイフリークのための「ハワイ開運グッズ」の話を紹介します。

ラッキーアイテムというのは、その民族や地域の伝説や習慣、信仰によって作られ伝わっているもの。なのでハワイに伝わっているラッキーアイテムが必ずしも日本人に幸運をもたらしてくれるわけではないのかもしれません。しかし、どうせだったら大好きなハワイをいつでも感じていられるラッキーアイテムを身に付けていたいと思うハワイフリークも多いはず。

おまけに古代から受け継がれているハワイアンの「自然を神として大切にする」アロハスピリットは、山の神や海の神を信じてきた日本人のスピリットにとても近い。ある意味ではキリスト教を信じる今のハワイアンよりも日本人のスピリットの方が昔からのハワイのスピリットにマッチしているような気もします。

ラッキーアイテムを身に付けるのが当たり前だったハワイアン

亡くなったシンガーのIZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)が大きなフィッシュフックのペンダントをいつも身に付けていたように、神聖なフラの儀式では厄除けの葉キィー(ティーリーフ)を腰に巻いて踊ったように、戦士たちが自分の身を守るためにイカイカのタトゥーを入れたように、ハワイアンは自分やオハナ(家族・一族)を守るために、そして自然の神々に失礼のないように、自分たちの信じるラッキーアイテムを身に付けていました。そしてそのアイテムを身に付けていることで自分自身を清め、勇気をもらいエネルギーをいただくのだと信じて生きていたのです。

朝起きると太陽に祈り、食べ物を収穫するときに祈り、家やカヌーを作るときに祈り…というように生活のすべての場面で祈りを捧げていたハワイアンが、身近に守護神のシンボルを持っていたかった気持ちはよくわかりますね。

マカウ( フィッシュフック)ペンダント

ハワイアンは海とともに生きる人たち。海とのつながりの中で生きていることを大切にし、海を愛し、尊敬し、時には恐れていました。マカウは古代から魚を捕るために使われてきたフィッシュフック(釣り針)で、自分たちの生きるための食料をもたらしてくれるとても大切なものとして大切に扱われてきました。

マカウは骨や歯、木、珊瑚、石など様々な素材を使って器用に作られていました。クジラの骨を使った釣り針が基本と考えられていたようですが、時には人骨で作ることもあったそうな。今では安価に作ることができるので牛の骨などで作られることが多いようですね。

自分たちがハッピーに暮らしていけるように、海と人間の大切な関係を忘れないように、今でも身に付ける人の多いアイテムです。また「幸運を釣り上げる」という意味からもハワイアンは好んでマカウ・フィッシュフックのペンダントを身に付けています。マカウはこのように力、繁栄、そして幸運、開運というすべてのラッキーな世界を表現するアイテムとされています。

本格的な骨から削り出したフィッシュフック、ハワイの宝の木であるコアのフィッシュフック、ハワイアンジュエリーのシルバーやゴールドのフィッシュフック…。自分のライフスタイルで選んでみてはいかがでしょう?



イカイカ(ikaika)

一般的にイカイカ(ヘルメット)と言われるこのラッキーアイテムを車のバックミラー部分にぶら下げているハワイアンを見かけた人、きっと大勢いるはずです。

ハワイ語の意味として「イカイカ(Ikaika)」は「強い」とか「エネルギーに満ち溢れてる」という意味。ヘルメットのハワイ語は「マヒオレ(Mahiole)」「マキニ(Makini)」。兵士がこのヘルメット(というか鎧の頭部分)をつけて勇敢に戦っていたことから、強さを表すラッキーアイテムとしてこう呼ばれるようになったのでしょう。あなたを守る、命を守る、そんなアイテムとしては最適なのかもしれません。車に欠けているハワイアンが多いのもそんな意味からかも。

自分の心に強さを呼び寄せたい人や、何かの競技に打ち込んでいる人、仕事や生活に「強さ」を求めている人などは身に付けてみてはいかがでしょう?


ククイ(kukui)のレイ

ククイは、マルケサス諸島やタヒチからハワイに持ち込んだ植物(木)のひとつ。日本の「古事記」に相当するハワイの創世神話「クムリポ」には「ククイはハワイアンを守るための木」と書かれている、ハワイアンにとってはとても大切な木でもあります。

ククイの実、ククイナッツは火を灯す油として、またロミロミ(ハワイアンマッサージ)に使うスペシャルなオイルとして使われていました。またハワイアンソルトと一緒にすりつぶして作る「イナモナ」はハワイの伝統的な調味料ですし、樹皮は染料としても活用されていたそう。さらにククイの実にはラアウラパアウ(ハワイアンハーブ)の効果もあり、ガジンダ症(感染症)や便秘の薬としても用いられました。

フラの世界では、ククイは高級なレイとして愛されています。何重にも研磨してククイオイルでコーティングしながら磨き上げるという大変な手間をかけて作られているため、昔は王族などハイレベルな人だけがつけることができたと言われています。

このククイの実を使ったアクセサリーは様々。レイ、ブレスレット、アンクレット、ペンダントトップなどのバリエーションが豊富で、自分の好みやライフスタイルによって身に付けることができます。

火を灯すことによって周囲を明るくすることから「足元(現在)や先(未来)を照らす聖なる開運の実」ともいわれるククイの実を身に付ければ、愛に溢れるアロハスピリットがあなたの中で拡がっていくかも。


アウマクア( ʻaumakua)のアクセサリーや雑貨

ハワイアンのネイティブは自然を崇拝していました。その「自然」の中にはオハナ(家族・一族)や自分自身を守ってくれている先祖の守護神も入っており、様々な生き物に形を変えて自分たちを守ってくれていると信じていました。

いまでもハワイアンがホヌ(カメ)やモオ(ゲコー)などのペンダントを身に付けている所以です。農業など陸を中心とした生活をしていたオハナは花や陸の動物、植物を、漁業などの有無を中心とした生活をしていたオハナは海の生物が守護神となっていたことが多いようです。さらに最近では「ハイビスカスは恋や明るい未来を」「モンステラは金運を」良くしてくれる、というような意味付けもされていいます。

守護神は次のような生き物に化身していると信じられています。(Wikipedia「アウマクア」より)
・ホヌ (honu/カメ…アオウミガメ)
・モオ (moʻo/ヤモリ、龍
・プエオ (pueo): プエオ (コミミズク)
・マノ (manō): サメ (en:shark) – (カウアイ島を除く全島で)
・アララ (ʻalalā): ハワイガラス (en:Hawaiian crow) (ハワイ島で)
・イオ (ʻio): ハワイノスリ (en:Hawaiian hawk) – (ハワイ島で)
・エレパイオ (ʻelepaio): カササギヒタキ (en:monarch flycatcher) – (カヌー作り手の女神)
・イイヴィ (ʻiʻiwi): ハワイミツスイ (honeycreeper) – (この鳥の羽毛は様々に利用された)
・アラエウラ (ʻalae ʻula):ハワイ・バン(鷭)(en:Hawaiian gallinule) – (この鳥の鳴き声は不吉と言われていた)
・ヘエ (heʻe): タコ (en:octopus)
・プヒ (puhi): ウナギ (en:eel)
・イオレ (ʻiole): ノネズミ (en:rat)
・イオレ・リイリイ (ʻiole liʻiliʻi): ネズミ (en:mouse)
・イリオ (ʻīlio): イヌ (en:dog)
・ペエルア (peʻelua)/エヌヘ (ʻenuhe)/ヌヘ (nuhe)/アヌヘ (ʻanuhe)/ポコ (poko): ケムシ (en:caterpillar)
・ポハク (pōhaku): 岩石 (rock)
・レホ (leho): タカラガイ (en:cowry)
・アオ (ao): 雲 (en:cloud)
・メアカヌ (mea kanu):植物 (en:plant)

もちろんハワイアンでないわれわれ日本人は家族(オハナ)にハワイライクな守護神がいるわけではありません。でも「自然を愛する心」はハワイアンと一緒。自然の多くの神様に守られているという考え方は基本的に同じなのです。

それぞれの(最近言われている)ご利益は機会があれば後ほど記事にするとして、とにかく自分が直感でピンとくるハワイアンジュエリーのペンダントトップを見つけて身に付けておくと、気分が落ち着いてきて、あなたの中にマナ・エネルギーが湧き出てくるかもしれませんよ。


虹(Rainbow/Ānuenue)

虹の島ハワイ。虹は、雨の恵みを忘れないためにメネフネが自然の美しい色の素材を集めてきてカフナ(神とつながる偉い専門家)がかき混ぜて作ったと言われています。

ハワイアンは虹にいろいろな意味を見つけていました。神々が地球を訪れるために使う道である、天国に運ばれる死人の魂の道である、神様がメッセージを虹に乗せて送ってくれている、何かがリセットされたり変化が与えられるときのシグナルである、などなど。いずれにしても人間のスピリチュアルな世界と、人間の日常の現実の世界とをつなげる「幸せに向かうための道」であると考えられてきたわけです。

ダブルレインボー(虹が二重に見える)を見るとハワイに愛されている、またハワイに戻ってこれる、といった言い伝えも。いずれにしても虹をシンボルにして何かを持っていると幸せになる、と多くのハワイアンは信じていますし、色鮮やかで清々しい虹を見ていると、そんなご利益もあるに違いないと信じられますよね。


番外編 ハワイ出雲大社のお守り

 

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ハワイ好きであればだれもが知っているこのハワイ出雲大社は、出雲大社の正式な分院。その歴史も、1906年に出雲大社教2代管長の命を受けて広島県出身の神職である宮王勝良がホノルル市で布教をはじめたことから始まっている由緒正しき神社なのです。
神社について詳しく知りたい方はWekipediaなどで一度ググってみてください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%82%A4%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%A4%A7%E7%A4%BE

やはり島根の出雲大社に「厳かさ」はかないませんが、ハワイならではの明るく爽やかな「アロハの風」が流れているような気がします。

出雲大社が祀っているのは「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」、縁結びの神。恋愛系だけではなく、人と人との関係を上手くいかせたい人にはありがたい神様です。そのほかにも健康祈願、安全祈願、長寿祈願、学業成就などなど多くのご利益もあるとのこと。苦労した日本人移民の方々の幸せへの想いがこもっている様な気がしてなりません。

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お守りもハワイ出雲大社ならではのラインナップ。
お守り袋もカラフルで、星条旗柄、ハイビスカス柄、ホヌ(カメ)柄や「Happy」と書かれたファニーでハワイならではの柄を選ぶことができます。またサーファーのための「サーファー守り」、ホノルルマラソンのための?「マラソンお守り」などの変わり種も。

こんなお守りを身に付けていると、気分もアップしてくるような気がしますよね。

通販やオークションでも出回っていますが、やはりこういうものは自分自身で行って買いたいもの。ぜひ次回のハワイ行きで手に入れてはいかがでしょうか?

HISのOPツアー/ハワイ出雲大社とタンタラス

虹の島、ハワイ。

そのハワイでは虹の根っこにメネフネが宝物を隠してる、といわれていますね。

また、虹は「この世」と「あの世」の架け橋であるとも。

この架け橋があるから、愛する人が亡くなっても寂しくないのだ、と。

虹の根っこはメネフネが隠した、亡くなってしまった愛する人に会いに行いにいける入口、という宝の場所なのかもしれません。

 
「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつTake Note中。

[Blessed Spot in Mie] 椿大神社

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椿大神社。「つばきだいじんじゃ」ではなく「つばきおおかみやしろ」。
三重に居を構えていながら三重のことをあまりにも知らなさすぎなので、意を決して(というほどではないけど)暇をみて近くの面白いところを廻ってやろうと思い立ち行ってみたわけです。

場所は三重県鈴鹿市。鈴鹿サーキットから車で約30分、小さな山がポコポコとも盛り上がっていてやけに可愛い景色が終わるあたり。少しそれっぽく言えば、伊勢平野を一望に見渡す鈴鹿山渓の入道ヶ岳の麓に鎮座されております、みたいな場所。

Wekipediaによれば
「式内社、伊勢国一宮。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。三重県では伊勢神宮・二見興玉神社に次いで3番目に参拝者数の多い神社であり、2013年には1,455,000人が参拝した。猿田彦大本宮とも呼ばれる。猿田彦大神を祀る神社の総本社とされる。」
らしい。

「全国の猿田彦大神を祀る社の本宮」ということなので、あの伊勢神宮の近くにある猿田彦神社の本宮っていうこと?まあ八百万の神の日本(ハワイもそうだけど)には神様がいっぱいいて、その関係性も多種多様だから由来を理解するのはけっこう難しい…。

詳しく知りたい人は
http://www.tsubaki.or.jp/

敷地の手前にある無料駐車場に車を止めて、ほんの少しだけ歩いていくといきなりの森。
鳥居をくぐってその森の中に足を踏み入れると、空気感がガラッと変わります。そう、伊勢神宮の鳥居をくぐって橋を渡ったあたりでガツンとくるあの感じ。
しとしとと降る雨がまた雰囲気を盛り上げてくれたりして。

いやいや、参道を歩いているだけでとても気持ちがよい。
深呼吸をすると息を吐くときに体の中から悪いものがどんどん流れ出ていく感じ。

スピリチュアル風に表現すると、神様(仏、天使、守護神、魂、霊、宇宙…)…福沢諭吉先生的に言うと「天」が自分を包み込んで浄化してくれる幸福感、とでもなるんでしょうか、そんな、いい気分。

ハワイのヒーリングにかかわっているにもかかわらず、理屈的には今一つ納得できていないけれども、絶対にある(と思っている)「天」のスピリチュアルな感じを肌で体験できる場所っていうのはなかなかないわけで。

余談になるけど、ハワイの「パワースポット」と言われて紹介されている場所にも「気持ちの良くなる場所」「そうでもない場所」「逆に気分の悪くなる場所」っていうのがあるわけです。自分との相性なのでしょう。(それにしても生贄のヘイアウが「気持ちいい」とのたまう人もけっこうたくさんいたりして)。私的に気持ちの良くなる場所っていうのは雑誌なんかで紹介されている場所の10か所に1か所くらいかな…。
まあそういう意味では、その1/10の場所がここだったのでした。tsubaki_daikoku

参道を歩いていると忽然と恵比寿さんと大黒さんが鎮座。
大黒様好きの私としては、なんとも奇遇な喜びがひとしおなのでありました。
(大黒様の体型も好きなのだけれど、その由来が男っぽくて好きなのです。どうでもいい話だけど)

本殿にお詣りをして(もちろん今に感謝して世界平和を祈願)、横にある根性が入るという鉄砲柱に張り手をかまし、そぞろ歩きしてみる。

本殿の少し奥には、高低差はあまりないにもかかわらず水量が半端でない迫力をかましている金龍明神の滝が。大明神川の水は、清くて柔らかい神水といわれていて万病に効く薬水とされているらしい。
ハワイにもこんなところがあったな、などと「八百万」で水を大切にするハワイと日本の共通点を考えた自分の仕事熱心さに自己満足した次第。

この神社をこよなく愛したパナソニックの創設者、松下幸之助氏寄贈した茶室も残っていたり、芸事の神様が祭ってある椿岸神社には吉幾三さん、梅沢富美男三男かのそれっぽい寄贈名があったり、時間があったら一日かけて満喫したい気持ちのいい場所なのでした。

椿大神宮
三重県鈴鹿市山本町字御旅1871

 

「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつご紹介。

[Blessed Spot in Oahu, Hawaii]  クナワイの泉(Kunawai Spring)

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カ・ハナイ・ア・ケ・アクア…トカゲの神、モオの聖地。

ハワイアンは、モオの聖地である池や泉にはヒーリングパワーが宿る、と考えていました。クナワイの泉は、ワーケアという天の神が住んでいた伝説の地ワオラニにあった「癒しの泉」のひとつであるといわれています。カフナ・ワヒネ(女性の神と交信できる神官)が管理していました。
この泉の新鮮な湧水と泉の底にある泥は様々な病気を治すと信じられており、1960年代まではハワイアンのヒーリングセンターとして機能していました。とくに皮膚病には万能ともいえるほどの力を発揮したという言い伝えも。
現在、残念ながら泉の底はコンクリートで埋め立てられてしまい、ヒーリングパワーのある泥に触れることはできませんが、今でも透明でフレッシュな水が絶え間なく湧き出しており、カモが悠々と泳ぐ泉にはロコ達が憩いを求めて集まってきます。
この泉の波動と空気感はハワイアンヒーリングリングファンであれば一度体験しておきたいところです。

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以前はGoogle mapで「kunawai spring」を検索すると少し違う場所にたどり着いてしまいましたが、現在は正しい場所に連れて行ってくれそうです。
Kunawai Springs Urban Park, Kunawai Ln, Honolulu

 

「パワースポット」「ヒーリングスポット」「神聖なお祈りの場所」…人によってその場所の感じ方や意味は違えど、『気持ちのいい場所』っていうのはあるもんです。私の経験した「気持ちのいい場所」を[Blessed Spot(祝福された場所)]として少しずつご紹介。

ほんと、このスポットを探すのには苦労しました。約2年半前、某出版社A氏とインディジョーンズ的な1日を費やして探したオアフ島の王家の癒しの聖地、まだ一部の癒しフリークにしか知られていない「カニアカププ・ヘイアウ」を私たちの不思議体験も含めてこっそりとご紹介したいと思います。
(旅行系WEB2年前掲載分ですがまだまだ情報として新しいので興味のある方に…)

ヘイアウって何?

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自然の精霊を神として進行してきた#ハワイアンは、大地や神々のエネルギー「マナ」が強く宿る場所を、聖なる祈りの場所として大切にしてきました。それが「ヘイアウ(神殿)」と呼ばれる場所。ハワイのパワースポットとして紹介されてきた多くのスポットがこの「ヘイアウ」だったりするのを皆さんはご存知でしたか?

ヘイアウには、そのサイズや祀(まつ)る神様、役割によってさまざまな種類があります。王様しか入れないノーブルなヘイアウから平民が日常の祈りを捧げるヘイアウまで格やサイズも様々、戦いの神や豊穣と平和の神、大漁と安全を海の神…などヘイアウの目的も様々、というわけ。日本でいえば最大級の伊勢神宮から村の神社までがあり、その神社によって、たとえば学業成就とか安産祈願といった目的があるのと同じような感じでしょうか。

 

 


癒しのヘイアウ、ヘイアウ・ホオラ

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こういった様々なヘイアウの中でもベスト・オブ・ヒーリングなスポットがあります。癒しを専門にする「ヘイアウ・ホオラ」です。ここは王族の治療や医学の研究、そして医者(薬草やロミロミの専門家)の育成などが行われた場所。心と体を安らかで正常な状態(ポノ)にする治療のパワーに包まれた気持ちの良いスポットで、各島に点在していたそうです。(今では数少なくなりましたが…)

オアフ島のヘイアウ・ホオラとしては「ケアイヴァ・ヘイアウ」がメジャー。(とはいってもまだまだ知らない人の方が圧倒的に多いのですが…)。このヘイアウについてはまたの機会に紹介することにして、今回は、まだ極めてマイナーなヘイアウ・ホオラ「カニアカププ」にフォーカスオン!

 

 


ヘイアウ・ホオラ、癒しの神殿「カニアカププ」

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このカニアカププ、私が最初に訪問した2年半前には現地のハワイの歴史フリークにしか知られていなかった場所。最近でこそ日本語でもインターネットで少し目にするようになりましたが、まだまだ「知られざる秘密のスポット」と言っても過言ではないかもしれません。

初めての訪問(2年半前)の話。数少ない情報の中、まず困ったのがこの遺跡への入口すら見つからないこと。神聖すぎる場所だからなのかサイン類は全く無し。ほぼ1日かけてインディジョーンズ的冒険の末にようやく探し当てた入口は、身長175㎝の私が少し腰を落としてやっと入れる程度の竹林に空いた小さな「穴」。その穴(入口)を少し分け入ると少し広い道に出ます。直進して90mほどの細い道を左折。そしてしばらくなだらかな坂を上っていくと忽然と遺跡が現れます。これがカメハメハⅢ世の夏の別荘跡。そしてその奥の方にはヘイアウの石垣が見えてきます。この一帯を合わせて「カニアカププの遺跡」と呼んでいるようです。


驚きの癒しのパワー

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ここは古代からヘイアウ・ホオラのあった場所で、カメハメハ大王がオアフ島侵攻のときに、傷ついた兵士をこのヘイアウで治療したり休ませたりしたという逸話は有名。そしてそのような癒しの力のある土地に王家の別荘を建てた、ということなのでしょう。

ここはとても涼しくて心地よいスポット。そよ風が過ぎ去っていくときに奏でる波のような森の音も心地よい。しかしどこか重厚感のある空気が漂っています。心と体のわだかまりがその場に溶け出していく、そんな感じが味わえるかもしれません。

(話は少し戻りますが)遺跡へのアプローチで真っ先に目に入ってきたのは、雷で真っ二つに裂けてしまった大木。それを写真に撮ろうとした同行者A氏のiPhone画面が真白になって動かなくなる、という不思議体験も。画面が白いままフリーズする、のはめったにないことなのだそうですね。私の一眼レフも大木に向けて数枚シャッターを切ったにもかかわらず、写真はすべて露出過多で写っていないという…。やはり神聖な場所なのだな、と痛感しました。でも、恐ろしい何者かにいたずらをされた、というのではなく、「この聖なる地にスマホなどという俗世間のものを持ち込んではいけないぞよ」と優しく諭された、そんな感じでしたけど。恐るべし、聖なる癒しのパワー。


最後に…ヘイアウの訪れ方、アクセスなど

ここはハワイアンにとって神聖なる場所。王家の聖廟にお参りをしてから行く、とか遺跡にアプローチする前にはプレ(祈り)を捧げるべき、などなど訪問方法には諸説があります。私のハワイアンロミロミの師はこう言います。「自分が信じている神に“これからハワイアンの大切にしている場所に足を踏み入れます”と断ること。そしてハワイアンのスピリットに“これからあなたたちの大切な場所に入らせていただきます”と心から声をかけることが大切」と。特に石組みや遺跡の中に入ったり石を持ち帰ったり大声で話したりすることはタブー。静かに素直な心で訪問しなければ癒しのパワーも与えてもらえないということを忘れずに。

場所はヌウアヌ・パリDr.にある、とだけ記しておきます。入口は小さくて見つけにくいので、「行けたらラッキー」くらいの気持ちでトライを。冒険気分でどうぞ。ただし重ねての注意ですが、ここはハワイアンの魂が宿る神聖な場所。本気で癒されたい人だけが訪れてください。

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Noa Yoshi Profile

(Facebook)
日々のNOA YOSHIはFacebookで。
Noa Yoshi
https://www.facebook.com/noayoshi

(職業)
●クウイポロミロミスクール&サロン経営
●執筆、講演活動(ハワイ・ポリネシア・ヒーリング・サロン経営)
●【ロミセラ】主宰(ロミロミとハワイの癒しをもっと勉強したいセラピストたち)
●心理カウンセラー(ハワイの叡智で心を楽に)

(略歴…Amazonより)
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、マーケティングプランナーとして広告業界に携わる。メキシコ・カンクン、モルディブなどの宣伝にたずさわり島にハマる。
その後ハワイに渡り、マッサージ会社の設立と経営に参加する一方、ハワイのヒーリング(アロハヒーリング)の研究のためネイティブハワイアンのカフナ(高位の専門職)や長老のインタビューおよび文献研究を始める。
現在は日本にハワイアンマッサージ・ロミロミを行う会社を日本上陸させ経営に携わり、また雑誌や新聞などへの記事執筆や講演などを行う。ハワイの叡智を使ってのホオポノポノカウンセリングも行っている。

(執筆した本など)
http://www.amazon.co.jp/NOA-YOSHI/e/B006474ZB8/

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