ハワイのクリスマス。
こんな(写真のような)感じの能天気なイメージがして最高です。
11月にもなればどこにいってもクリスマスソングが鳴り渡り、どこのお店もクリスマス商戦に突入します。
さて「メリークリスマス」のハワイ語は「メレ・カリキマカ(Mele Kalikimaka」。ハワイ好きのみなさんはよくご存知ですよね。
ただ、メリークリスマス、ってキリストさんのお祝いでしょう? イエスキリストの降誕の日。
ということは、このメレカリキマカ、っていうのは、新しくできた…宣教師が自分の宗教、キリスト教を布教するためにハワイの昔からあったネイティブハワイアンの宗教を壊してつくった、おそらくは1800年代に突如生まれたハワイ語なわけです。
クリスマスっていうのは、ある意味では白人たちが自分たちの宗教を原住民であるネイティブハワイアンに押し付けた結果生まれた「お祝い」なんです。
まあ、昔のハワイアンの「カプ(タブー、規則)」っていうのは男尊女卑で、けっこうえげつないものもあったから仕方ないとはいえ、なんとも白人たちの傲慢さの象徴にも思えるんです。
でもね、今のハワイって、こういう風に白人さんたちの文化や東南アジアの人たちの文化、そして日本の文化を、なんの抵抗もなく、自分たちに都合のいいように吸収して出来た文化なんです。
この柔軟さ、というかこだわりのなさ、これがハワイアンなんですよね。
こだわりを持つ、っていうのはかっこいいことだし、とても大切なことだと思うんです。
でもね、逆にこだわりがあるからいらないストレスやトラブルを抱える、っていう側面もあるんです。
ハワイアンってすごいなぁ、って思う、そして憧れる一番の理由はここなんですよね。
日本人も、実はハワイアンに似た民族だとは私は思うんです。
全ては無理にしても、少しだけでも、こういう素敵な「いい加減さ」を持って楽に生きたいもんです。