心穏やかに生きる、ということ。
(中日新聞三重タイムズ2011年12月16日掲載より)

image hi201105oldman.JPG

あなたは心穏やかに生きていますか?
まあ、こんな世の中です。いつもニコニコ、ほのぼのと穏やかに生きていられる人は数少ないかもしれません。

でも、幸せに長生きをしたかったら、できるだけ心穏やかに生きていた方がいい、ということは皆さんもご存じのはず。ただそれができないでいるだけなんですよね。

ハワイアンっていつもニコニコしている、そんなイメージがありませんか?
陽気で明るくてピュア、そんなイメージ。

ほのぼのハワイアンの共通点は三つあります。

?自分に厳しくない分、相手にも厳しくない。
?面倒なことはすぐに忘れる。
?先のことは考えない。

この三つです。われわれ日本人から見たらいわゆる「ダメ人間」なのですが、これがほのぼのと心穏やかに生きる三箇条なのかもしれません。

言いかえればすべて「水に流す」ということです。自分を許し、他人を許し、自分自身で余計な面倒や不安を作り上げないこと、捨てること。いつもお正月のような心持ちでいること。

日本人は今まで一生懸命頑張ってきました。震災や敗戦にもめげないでこのような素晴らしい国を作り上げてきました。そして今もがんばり続けています。
とても素敵なことです。我々の誇りでもあります。でも一度、立ち止まって「ダメ人間」という視点で自分の生き方を考え、バランスのとれたものにしていく必要があるのではないでしょうか。ハワイアンの生き方を見て少しだけそう思いました。

文・写真
NOA YOSHI(のあよし)
『人生がきらめく。アロハヒーリング20の智慧』(小学館、1,365円)発売中。ネイティブハワイアン(マナ)講座も実施中です。
https://kuuipolomi.net/book/