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Okole Maluna!

実際には「O」の上に棒が入るハワイ語です。

今日、英保歯科医院の院長、ハワイ先生がfacebookで送ってくれた言葉です。

1年前くらいにツイッターで知り合い、ちょっと意地わるそうでつっけんどんな、でもオイラは人としてとても信用している腕のいい大阪の歯医者です。大好きなやつです。

 

ひとつの誰かから送られた言葉が、人に火をつけることってあるんです。

 

Okole Maluna!

英語で言うと Bottoms Up!、つまり「乾杯!」と言う意味です。

実際に昔から使われていた言葉かどうかはわかりませんが、ネイティブハワイアンと酒を飲むとこの「Okole Maluna」という掛け声が飛び交い、夜通し歌い踊り続けます。

この言葉、このようにお酒を飲むきっかけの乾杯としての言葉でもありますが、「早く呑め」という、人をけしかける掛け声の言葉でもあります。

言葉そのままの意味、そして使われるシチュエーションから「ケツを上げろ」って意味にも使われることがあります。

ケツを上げろ!

座ってないで立ち上がれ! なにグズグズしてやがるンだ! 立て!

 

東日本震災、そして原発のこと。

実際には被害を受けていないわれわれにも色々なことがあり、色々なことを考えさせられることがあまりにも多く、毎日慰めの言葉を送り続けている人、毎日新しい情報をツイッターしている人、少しでも明るい話題や話を提供しようとしている人、非被災地で経済を持ちこたえなければいけない黙々と頑張っている人。

みんなが色々なことを考えて、色々な行動をしています。

日本人って素晴らしいな、と思います。

 

オイラは、と言えば黙々と日本経済を支えよう、という活動をすることに決めた一人。

稼いだお金のできるだけ多くを毎日義捐金の箱に入れています。

 

あることがきっかけでブログもツイッターも書けなくなりました。

どうもオイラの人の励まし方は普通ではないようで、一生懸命考えてやったことが人を不愉快にしてしまったからです。

30人にしたことのうち一人でもが不愉快になってしまったとしたらそれは大変いけないことです。

 

ツイッターにしてもブログにしても、ある意味ではオープンな媒体です。

ですから自分を知ってくれる人も知らない人も、相手を知っている人も知らない人も、なんだか親しい友人のように話しかけてしまいます。

実際にはそんなにわかりあえている関係ではないのに、わかったつもりになって距離を測り間違えてしまう。

そういう危険が伴うのだ、ということが良くわかりました。

 

そうなると、明るい話題とかおちゃらけた話題が書けなくなってしまう。

「被災者感情をわからないで、被災者感情を逆なでする無神経な奴」

になってしまうからです。

これってテレビやラジオなどのマス媒体と一緒の反応になってきてしまってるんです。

だから無難なことしか放送できなくなる。呟けなくなる。

 

確かに被災されている人のことを笑い物にしたら、それは非常識です。気○がいです。

人間の資格はありません。

でも被災地の人に明るくなってもらおうと何かをすることが悪いことだとは思いません。

私の場合はその方法と相手を間違えたために大失敗しましたが、それさえ間違わなければ、正しいことをやめる必要はないのかもしれません。もうこれ以上いやな思いをしたくないがために少し臆病になりすぎたのかもしれません。

 

ツイッターはマス放送と違って、その人の呟きを見たいか見たくないか選べる媒体です。

幸い私は有名タレントでも有名スポーツ選手でもありません。

だから読みたくない人にはフォローを外してもらえたらいい。ただそれだけのことなんですよね。

 

いつの間にかツイッターをマス媒体のように認識してわけがわからなくなってしまっていたのは自分自身なのかもしれません。

ツイッターにはツイッターの距離感というものがあることをしっかり認識したうえで付き合うことは有益なことです。

余計なことを考えて何もしないよりは、何かをした方がいい。

そういうことなのかもしれませんね。

 

空々しいと思ってた励ましの呟きですが、それで元気づけられた人が一人でもいたら、それはとても尊いことなんだな、と。

いろいろなことを頭で考えて面倒になって何もやらなければ何も生み出さないのだ、と。

 

自分のやることを受け入れられない人は離れていってくれたらいい。

そういうことなんですよね。

いつのまにかマス媒体に出ている人のように、自分がどういう人間なのか、ということを忘れたただの臆病な人間になってた自分を反省しました。

 

Okole Makuna!

ハワイ先生、あんたの一言にやられました。

そろそろケツを上げることにしますよ。