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この話題は書きはじめてしまうと一冊の本になってしまうほどの大きな話題です。

ここではその一部のエッセンスだけを書いてみようと思います。

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なんだかどこにいても腹をたてようと思ったら簡単に腹はたてられるもんですね。

どうやら一生懸命物事をやっている人、一生懸命物事を考えている人に腹を立てている人が多い気がします。

いつも一生懸命お客様のことを考え、お客様の言うことに耳を方見け、お客様の理不尽な要求を我慢強く聞いている人。

会社の中で優秀だと言われ、会社の上司との人間関係、部下との人間関係にも気を使い、うまくやっているエリート。

人間関係を大切にし、決して人を傷つけたり、人に嫌われないように気をつけている人気者。

…こういう人が街中のお店や窓口で腹を立て大きな声で怒鳴っている場合が多い気がします。

 

自分が一番腹が立つシチュエーションを考えてみます。

オイラの場合は知識、見識、常識度、倫理、哲学…そういった人間のインテリジェンスにかかわる部分が少なくとも自分の定規で計ってみてみて、自分以下であろうと考えられる人…つまり自分よりレベルが下だと(自分が)思っている人間から、意味のない言葉や行動での攻撃を受ける場合に一番腹が立っているようです(笑)

 

たとえば、電車を並んで待っているところに平気で割り込んでくる人。腹が立ちません?

…これは自分より常識のレベルが低い人が自分に対して不利益を与えるから腹が立つわけですよね。

たとえば、好きでないもない人から「僕を好きにならないでくれ」みたいなことを言われたら。腹立ちます。

…好きでいかたがなくて自分がストーカーまがいのことをしていたらそんなことを言われて当然ですけど、全く何の感情もない異性からそんなこと言われたら「困る」という感情から「腹が立つ」という感情に発展してしまいます。

たとえば、全く見も知らない人にツイッターなどで「あんたの会話ウザい」などと言われたら。腹立ちます。

…「ツイッターは自分がフォローしなければ基本的に見えない」…そういう常識的な知識がないために腹を立てられても困ってしまいます。

…とまあ、こういう例はいくらでもあるわけで。

 

問題は、鈍感だったり、勉強をしていなかったり、常識…社会性がないほうが、一生懸命、正しく生きている人間に迷惑をかける、こういう構図にあるんだと思います。

気を使わなかったり社会性のない人のほうが得をした感じ。

そして一生懸命生きてる(と思っている)人は、損をした気がする。

だから腹が立つ。

心理学的にも証明された「怒りの構造」のひとつなんだそうです。

 

今の世の中での一番の対処法は

「なかったことにする」

これが心理学からのひとつの回答のようです。

 

さてホオポノポノの話。

ヒューレン博士なる人は「ホオポノポノ」とは

ごめんなさい。

許して下さい。

ありがとうございます。

愛しています。

この4つの言葉を唱えてシールを買って貼ること、というようなことを言っていますが、これは嘘、というのがハワイ研究の中での定説です。

これは古代ハワイアンのホオポノポノとは違ったキリスト教の入った「教え」です。

たしかに博士の本は人間の生き方や自己啓発本としては素晴らしいと思います。

素直に謝り、感謝をし、愛する。人間が幸せに生きるためのエッセンスですから。

ただ、これを古代ハワイアンの考え方だ、というは間違いなのです。

 

実際のホオポノポノは、オハナ(家族、一族)内にできたわだかまり(けんかや憎悪)を排除するための儀式、というか話し合いのことを言います。

お互いに言いたいことを言い合い、周りの全員が言いたいことをいい、最終的には族長が物事を決め、御祈りを捧げ、ときには海水に入って身を清め…と言った儀式が行われていました。

目的は

「わだかまりを水に流すこと」

です。

 

許すとか許される、という類の話ではなく「水に流す」。

先ほどの「なかったことにする」という心理学者の意見と似てません?

もっと簡単に言うと

「忘れてしまう」

ということなんでしょうね。

 

ムカッときたら、すぐに忘れてしまうこと。

これが本当のホオポノポノ。

精神を健康的に生きて行くコツなのかもしれません。

…でも

何だかわかったようなわからないような。

簡単にできるようなできないような(笑)

 

どうしたら「忘れて」しまえるんでしょうか?

きっとほかに、もっと楽しい興味深いことを見つけてすぐに飛び付くことなのかもしれません。

ハワイアンのように。