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11月発売『人生がきらめく。アロハヒーリング20の智慧(ちえ)』(小学館)に載せきれなかったハワイ写真を公開中。

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実はこれは本に載っけた写真。アヴァ。カヴァとも。

昔は麻酔薬としても安定剤としても使われたハーヴ。お酒とも変な薬とも全く違う酩酊感があります。めったにお目にかからないけど、ハレイワのフリーマーケットでジュースのように売ってます。なんだか木の粉を飲んだ感じ。

昨日はあの911から10年目の日でした。

2001年9月11日。まだワイキキとはいえアメリカに住んでいたころの話です。

すでに記憶があいまいになってきているので、ちょっとだけ経験したことを書き残しておこうかな、という気になりました。大したことがあったわけではないのですが、メモ代わりに。悪しからず。

 

朝起きて朦朧としながらテレビをつけると映画をやってました。

ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んでいく、というあまりにもリアル感のない、映画でした。

つまらない映画を朝からやっているなあ、と思いながらお気に入りのマカデミアヴァニラのコーヒーを入れていたのを覚えています。

ただ、時間が少したってくると「何か変だな」と思うようになりました。

カメラワークや音声や逃げ惑う人々がやけにリアルだったのです。そして絶叫に近いアナウンサーの声。

それが現実に起きたことなのだ、とわかった瞬間でした。

事件が起きたのがNYの午前8時~10時くらいですから、そのころハワイは午前3時~5時くらいだったはず。

テレビをつけた6時のころは騒然としていた時間だったのです。

テレビや新聞で

「真珠湾以来の本土攻撃」

などと騒がれていてムッとしたのを覚えています。

 

すぐに空港は閉鎖になり、もしかすると大きな米軍基地のあるハワイ、オアフ島も攻撃されるかもしれないと大騒ぎでした。

友人の軍関係者はすぐに招集され、「当面家には帰れないぞ」と言われたらしい。実際に数カ月は家に帰ってきませんでした。

空港が閉鎖されたために、その日以降、日本に帰る予定の観光客の皆さんはハワイに足止め。

たしか、14日くらいに日本への便が少しづつ再開されるまで帰るに帰れず、という状態になってしまったわけです。

中には9月11日に帰る、ということで前日までにお金を使い切ってしまって、ジャックインザボックスの1ドルバーガーで飢えをしのぐ人、旅行会社にお金を借りる人、大変だったようです。

中にはちゃっかり、ハワイ滞在の延長を楽しんだ方もいるようですが。

旅行会社や航空会社の人は大変です。自分のせいでもないのに観光客の面々に罵倒され、胸倉を掴まれて詰め寄られます。

N旅行社のトムじいさんなどは

「私が悪いんじゃねぇでしょうに!文句いうんだったらテロやったやつと大統領に言ってくれよ!」

と逆切れする始末。

あのときはパニックに近い状態になったときの人間の怖さを思い知りました。

パニックになりそうな事態のときに、落ち着いて凛としていた人のことを格好良い、と思いました。

 

さて14日(だったと思いますが)、やっと日本への帰国便が少しづつ飛び始めました。

アメリカ国内への便はまだありませんから、帰っていく人が減っていくだけ。

16日、17日、18日…だんだん人がいなくなって最終的には観光客が0になってしまいました。

全く信じられないことですけれども、ワイキキビーチにもカラカウア通りにも人があまりいなくなってしまった状態がけっこう長く続いたような気がします。

1週間だったか、2週間だったか…

いずれにしても、その後も9.11ショックで観光客が減っていたのでハワイの経済は大打撃でした。

暇で暇で仕方がないので友人たちと免税店のスターバックスあたりで一日中ボケっとしていたのを思い出します。

後にも先にも、やることがスターバックスでの駄弁りとテニスだけ、っていうのはこのときだけではなかったのではないでしょうか。

 

そのうちに色々な話が入ってきます。

「友人が巻き込まれて亡くなった…」

「弟が消防士で人を助けようとして亡くなった…」

不幸中の幸いと言いましょうか、直接の知人で被害に会われた方はいなかったのですが、知り合いの多くがあの事件にかかわっていく話が増えていくにつれて、やはりハワイとはアメリカなんだ、と改めて実感させられたものです。

9.11ショックで仕事も減っていきましたから、仕事は無い、おまけに身内に不幸があって、という暗いムードがハワイにもありました。

 

友人のハワイアンも同様でした。

弟を9.11で亡くした彼は、1週間、泣いて過ごしました。大好きなBBQにさそっても来ませんでした。

1週間後、彼に誘われるがままにバーに行ってみると、いつもの陽気な彼が大好きなビールとビーフを前に手を振っていました。

暗く沈んでいた彼からは180度の転換です。

飲んでいた彼にそのわけを聞きました。

「何があったんだい?」

彼は答えました。

「1週間、ずっとあいつ(弟)のことを考えていたんだ。だからもう絶対に忘れることはない。ハワイアンはね、あっち(死後)の世界とこっちの世界はつながっていていつでも行き来ができる、って思ってる。1週間の想いが、弟と自分の間に道を作ったから、もう大丈夫なんだ。もう、彼に会えなくなることはない。」

なるほど、これが幸せに生きるための宗教というものなんだ、と感心しました。

9.11でなんだか、生き方のコツみたいなものを学んだような気がしました。

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暑い夏。体調を崩されている方、多いのではないでしょうか。今回は…

『ハワイアンの教える、暑い日はこう過ごす!』

をご紹介します。

暑い日、一番の対処法は『風通しの良いところで無理をせずゴロゴロだらだら過ごす』。古代からハワイアンはこうして暑い日を乗り越えていました(笑)。 …何?それじゃ参考にならない?

そりゃそうです。忙しい日本人社会、そんな風に毎日過ごすわけにはいきませんよね。ではでは、そういう忙しい人へのハワイアン暑い日対策をひとつ。

まずは運動前の水分補給。水やスポーツドリンクをしっかりと飲みます。500ミリリットルくらいかそれ以上。飲めるだけ。

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それから散歩でも体操でも競技スポーツでも何でもいいですから汗をかくことをやりましょう。少々暑くても外のできるだけ日の当たらない木陰などで体を動かすのがベストです。帽子などの熱中対策をして休み休み何回かにわけて体を動かします。汗をかいたらぬるめのシャワーを浴びてしっかり水分補給。ポイントは冷たすぎるものは飲まないこと。お腹をこわしちゃいますから。

もしも体を動

かすのがつらいほど疲れていたら、ぬるま湯に長い時間入るのも一手です。 (これは日本流?)

ほんの短時間に身も心もさっぱりします。

それから最近増えているのは冷房が原因の肩こりや腰痛、そして全身の倦怠感を訴える方。これはかなりつらい。

こういう方はまず、ストレッチなどで体をほぐしましょう。できれば専門家のロミロミやボディケアそしてマッサージを受け、体をほぐし、体内を動かしてあげられればベストです。その日一日はだるい感じがするかもしれませんが、翌日にはすっきり爽快、元気ビンビンになっているはずですよ。

まずは少しずつ体をほぐして、調子が出てきたら休み休みの無理ない運動。これがゆったりハワイ流健康法です。

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Noa Yoshi Profile

●Island-Wellness Co.,Ltd.代表
●クウイポロミロミスクール&サロン経営
●執筆、講演活動(ハワイ・ポリネシア・ヒーリング・サロン経営)
●国立琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究プラットフォームアドバイザー
(略歴…Amazonより)
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、広告業界でマーケティングプランナー。旅行関連の広告宣伝にたずさわり島にハマる。その後ハワイに渡り、マッサージ会社を設立、ハワイのヒーリング研究のためネイティブハワイアンのカフナ(高位の専門職)や長老のインタビューおよび文献研究を始め、現在に至る。
(執筆した本など)
http://www.amazon.co.jp/NOA-YOSHI/e/B006474ZB8/
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