
夏こそ、お肌ケア!
夏は服装も軽くなり、肌の露出が増える季節。
そして紫外線・汗・冷房…肌には過酷な環境がそろっています。
男性も女性も、外に出る時間の長い人は要注意。
「気づいたら、肌がボロボロ…」なんてことも。
今日は、夏のプロ…常夏のハワイ在住、ビューティーケアのプロに“夏限定”のお肌ケア術を聞いてみました。

夏、特に肌に気をつけてほしい理由
夏は肌が一番“見られる”季節。
薄着で腕・脚・首元などが露出しやすく、遊びに行く機会の多く人と会う機会も多い。
一方で…
● 紫外線が強烈
● 汗や皮脂の分泌が活発
● 冷房で乾燥・血行不良
など、肌には厳しい条件が揃っています。
ハワイでは一年中、この条件がそろっていたりします。
日本でも今では6月から9月までの長期間、この条件にさらされてしまっていますよね。
つまり、肌が見られるチャンスは多いのに、肌には最も過酷な季節が日本でも長くなっているということなんです。
何も対策をしないと、夏の終わりに「シミ・くすみ・たるみ」がどっと押し寄せることに…。しかりと「夏の肌ケア」を勉強しておきましょう。
夏の猛暑が肌に与える悪影響とは

■ 紫外線のダメージ
●UVA → 真皮に届いてシワやたるみの原因
●UVB → 肌表面に炎症やシミ、乾燥を引き起こす
■ 汗と皮脂のトラブル
汗や皮脂で毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや肌荒れの原因に。
メイク崩れもストレスになりますよね。
■ 冷房による乾燥&血行不良
肌の水分が奪われ、乾燥・くすみ・ムクミが目立つように。
さらに室内外の温度差で自律神経も乱れ、肌バランスが崩れやすくなります。
■ むくみが顔を大きく見せる!?
冷たい飲み物や体の冷えで血流・リンパの流れが滞り、顔がぼんやりパンパンに…。
夏の一般的なお肌ケア術【基本のき】

■ 紫外線対策
● 日焼け止めは2〜3時間おきに塗り直しましょう。汗で流れてしまいます。
● 帽子・サングラス・日傘など、物理的な遮断も忘れずに。特に10〜15時は要注意!
■ 保湿ケア
● 化粧水+乳液orクリームでしっかり保湿。水分だけでなく油分でフタをするのが重要。
● ベタつきが気になる方は、ジェルタイプやさっぱり系アイテムをチョイス♪
● 乾燥が気になるときは保湿パックをプラス!

■ クールダウンで炎症を鎮める
● 日焼け後の肌には冷たいタオルや氷で冷やして赤みを抑える
● 首を冷やすと顔の熱も下がり、スキンケアの浸透も◎
● お風呂上がりは、首を冷やしてから保湿するのがベストタイミング!
■ 食事・内側からのケア
● ビタミンCを積極的に摂る(パプリカ、ブロッコリー、キウイなど)
● バランスの取れた食事・十分な睡眠は美肌の土台です
● 汗をかいたらこまめに拭くことで、肌荒れ予防にも◎
今日からできる!ちょっと変わった夏のお肌ケア術
■ 冷蔵庫にある!キュウリパック
夏のほてり肌は、軽い炎症と水分不足でバリア機能が乱れがち。キュウリは約95%が水分で、ペクチンやアミノ酸などの保湿因子が角層にうるおいを補い、ひんやり冷感で血管拡張を落ち着かせるのに役立ちます。
使い方は、薄くスライスするかすりおろして清潔なガーゼに包み、冷蔵庫で5〜10分冷やしたものを、頬や額などほてりやすい部位に3〜5分のせるだけ。長時間は逆に乾燥するので短時間で切り上げましょう。
外したら常温の水で軽くすすいでから、化粧水→乳液やジェルで保湿を。食品は刺激になることがあるため、パッチテストを忘れずに。日中直前の使用はメイク崩れを招くため、夜ケアがおすすめです。

■ 冷たい緑茶で美白パック
緑茶のカテキンは抗酸化・抗炎症に、タンニンは収れん作用に優れ、毛穴の開きやテカりを一時的に整えます。微量ビタミンも角層をやわらげ、透明感の底上げに。
濃いめに出した緑茶を湯冷まし→冷蔵でしっかり冷やし、コットンに含ませて3分のローションパック。長時間は乾燥を招くため厳禁。外したら軽くなじませ、保湿で仕上げます。
茶渋の色移りに注意し、敏感肌は薄めから。衛生面から作り置きは避け、使い切りに。日焼け直後は「首のクールダウン→緑茶パック→保湿」の順が効率的です。

■ アロエベラの“ひんやり”アフターサンジェル
日差しを浴びた肌は微細炎症を起こしやすく、まずは鎮静が肝心。アロエのアロインや多糖体が保水・鎮静に役立ちます。
冷蔵庫で冷やしたアロエジェル(市販でも生葉でもOK)を薄く塗り、5〜10分置いてから軽くなじませます。赤みやほてりが出やすい頬・デコルテに。厚塗りはベタつきや毛穴詰まりの原因になるためNG。
敏感な方は腕の内側でパッチテストを行い、刺激を感じたら使用を中止してください。

■ 足裏マッサージでむくみケア
夏は静脈・リンパの還流が鈍り、冷房冷えや同一姿勢が重なると足先に水分がたまりやすくなります。足裏〜ふくらはぎをやさしく刺激し、筋ポンプを働かせると、だるさや夕方の靴のきつさが軽減します。
入浴後または足浴後に、オイルや乳液をすべり剤に。土踏まずを親指で円を描くように30秒、かかとからつま先へ足底全体を1〜2分流し、その後足首から膝裏へふくらはぎを下から上へ各脚2〜3分さすり上げます。
仕上げに足首回しと、つま先の上下ポンピングを20回。就寝前に脚を心臓より少し高く10〜15分上げるとさらに効果的。痛みが出る強圧は逆効果なので“心地よい圧”で。持病がある方は医師の指示に従ってください。

■ オートミールのガーゼ湿布で汗かぶれ・かゆみケア
台所にあるプレーンオートミールは、アベナンスラミドが炎症性サイトカインを抑える働きがあり、汗かぶれや日焼け後のヒリつきの鎮静に向きます。
細かく砕いたオートミールをガーゼやお茶パックに入れてぬるま湯に浸し、そのまま5〜10分、気になる部位に当てるだけ。やりすぎはふやけの原因になるので短時間で。
仕上げは化粧水→軽い乳液で水分を逃がさないようにしましょう。初めて使う場合は目立たない部位で試してから。

■ 「米のとぎ汁」ローションでやさしく整肌
二番目のとぎ汁には、ビタミン類やイノシトール由来の保湿・整肌成分が含まれ、角層をやさしく柔らかくします。
清潔な容器で受けた二番とぎ汁を浄水で1:1に薄め、冷蔵で冷やしたらコットンで軽くパッティング。使用後は水で軽くすすぎ、いつもの保湿へ。
衛生上、当日使い切りが基本。敏感肌はパッチテストを行い、刺激があれば使用を中止してください。

■ 首すじ(頸動脈)クーリングで顔の赤みを早くリセット
顔のほてりは、顔を直接冷やすよりも、太い血管が通る首すじや脇を間接的に冷やすほうが効率的です。
薄タオルで包んだ保冷剤を耳の下〜首の側面に各3〜5分当てると、皮膚血管の拡張が落ち着き、赤み・ほてりが引きやすくなります。
直接氷を当てない、長時間やりすぎないのがコツ。クールダウン後は化粧水と軽い乳液で水分補給を忘れずに。

■ 冷やしスプーンで“目元むくみ”を瞬間リリーフ
金属スプーンを冷蔵庫で冷やし、目元にオイルや乳液を“すべり剤”として少量のせてから、スプーンの背で目頭→こめかみへやさしく流します。
冷却で血管が収縮し、リンパ流も促されて朝のむくみに有効。力を入れず、各所5〜10秒を2〜3往復が目安です。
終わったら日中用のUVケアを忘れずに。刺激や冷たさが強すぎるときはすぐに中止し、冷やし具合を調整してください。

安全のためのひとこと!
食品由来ケアは人によって刺激になる場合があります。初めての素材は必ずパッチテストを。冷却系は「冷やしすぎない・直接氷を当てない・短時間」を守れば、夏の微細炎症とほてりを効率よく抑え、テカりにくく透明感のある肌づくりに役立ちます。気になるものから、今日の夜ケアに取り入れてみてください。
夏の“老け肌”防止にはロミロミでデトックスも◎
ハワイ伝統の「ロミロミマッサージ」は、夏の肌トラブル予防と対策にもぴったり!

■ ロミロミの美肌効果
● リンパの流れを促進し、老廃物を流してむくみ解消
● 血行が良くなり、肌色が明るくトーンUP
● 深いリラクゼーションでストレス軽減=ホルモンバランスも整う
三重県津市「クウイポ ロミロミサロン」では、本場ハワイ仕込みの施術が受けられます♪
夏の肌疲れに、ぜひ一度体験してみてくださいね。
まとめ

夏は肌にとって一番の試練の季節。
でも、ちょっとした意識と習慣で、肌はしっかり応えてくれます。
今年の夏は、「見られる肌」だからこそ「見せたい肌」へ。
あなたの毎日が、もっと輝きますように♪