こころ、からだ、なごむ。ハワイからの贈り物、ロミロミ。

ドライロミロミ

ノンオイルロミロミ
ドライロミロミ

ハワイアンロミロミマッサージにはオイルを使ったオイルロミロミと、オイルを使わないドライロミロミがあります。

今でこそ「ロミロミ」といえばオイルを使ったハワイアンマッサージとして知られていますが、ハワイで昔から行われていたロミロミの多くがオイルを使わないロミロミ(ドライロミロミ)だったことはあまり知られていません。

昔ながらのロミロミでは、原則としてオイルを使わないロミロミが行われ、ドライ(オイルを使わない)で患部を揉んでいく、もしくは押したりコネ回したりしていきました。

そして、指や手、手腕や足などを滑らせてロミロミをする必要があったときにのみオイルを使うようにしていたと言われます。

歴史資料でみる

19世紀の海外からの訪問者からの話の中に、服を脱ぐ必要のある、オイルを使ったマッサージを受けたという話は出てきません。

歴史的資料の数々を見てみると、ほとんどの人々がオイルなしでロミロミを受けていたと言い残しています。

1990年代に入ってからのネイティブロミロミセラピストは、服を着せたまま施術をしていた者もいましたし、服を脱がせて施術をした者もいました。

例えば、パパ・カルア・カイアフアは(服などを脱がせて)オイルを使っている時もありましたし、服の上から(オイルを使わずに)施術していた時もありました。

それに対してアンティ・マーガレット・マチャドは、ほとんどの場合、オイルを使って滑らかになでるような施術をしていたため、患者に服を脱がせていました。

(John Papa「I,1870,p.46」)

■参考文献

(Makana Chai / Na Mo’olelo Na Mo’olelo Lomilomi 英語)
(Noa Yoshi / ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書 日本語)


Na Mo’olelo Lomilomi: The Traditions of Hawaiian Massage and Healing

ロミロミとハワイアン・ヒーリングの教科書 ヒーラーたちが受け継いできた祈りと教えを学ぶために

 

もともとロミロミはマッサージ療法としてだけではなく各種療法の効果を上げるために広く使われていた治療テクニックですから、その病気の種類や症状などに応じて様々な使われ方をしていました。

医者が、オイルを使って圧をかけたり揉みほぐした方がいいと判断した場合はオイルを使い、使わずに揉んだり押したりした方が良いと判断すればオイルを使わずにドライでロミロミをしていたのです。

上記の資料を見る限りでは、オイルを頻繁に使うようになったのは1990年代以降。

それも埋もれつつあったロミロミを再度ハワイアンの文化として広めるためにアンティー・マーガレット・マチャド女史が開いたロミロミスクールで教えられたのが主にオイルのロミロミであったことが「ロミロミ=オイルマッサージ」のイメージを強めた原因だと考えられます。

ドライロミロミとオイルロミロミの違い

ドライロミロミマッサージとオイルロミロミマッサージは、その基本として「人を治療する」…ハワイ流にいえば「人を正常な状態(ポノ)にする」という目的があります。

ですから根底での「効果」は「人を正常な状態(ポノ)にする」という点で共通しています。

前述の通り、「人を正常な状態(ポノ)にする」という目的に沿ってオイルを使ったり使わなかったりしていただけなのです。

ただ各々の特長はあります。またメリットとデメリットもありますので一度整理しておきたいと思います。

オイルロミロミ

● 筋肉を和らげる、血液リンパの流れを良くする効果はオイル、ドライ共通

● ハワイでは、リラックスを目的としたリラクゼーションセラピーとして活用されている

● 「点」の刺激ではなく「面」で揉みほぐすため、刺激は少ないが揉み返しなどがおきにくい

● 指や手をすべりやすくすることで、深い部分の施術でも痛みが少ない

● オイルでの摩擦感を好む人も多い

ドライ(ノンオイル)ロミロミ

● 筋肉を和らげる、血液リンパの流れを良くする効果はオイル、ドライ共通

● ハワイでは、昔はオイルを使わないロミロミが主流だった

● ハワイでは内臓を動かしたり、内臓のねじれを元に戻したりする手技としても多用された

● 刺激が少し強い場合が多く「痛気持ちいい」マッサージとして有効

● 裸になるのが嫌な人にも愛好者が多い

ドライロミロミの主な伝統テクニック

ロミロミは、すべてのテクニックがオイルを使ったり使わなかったりする共通したものです。

ここではとくにドライロミロミで使われるテクニックを文献資料から集めてみました。

ロミロミはカイロプラクティックや整骨の役割もありましたので、これらの「オイルを使わないロミロミ」も含めて抜粋しています。

テクニックの名称は島やエリアによっても異なる場合がありますが、ロミロミのテクニックがいかに多彩であるかがわかりますね。

ハイハイ(ha’iha’i)

- カイロプラクティックにおけるマッサージ、フラのしなやかな動き。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 体のよじれ(ゆがみ)、神経系に調整が必要な時に行う「ブレークアップ」マッサージ。
 (Emma Akana Olmsted, Hana, Maui, July 6,1930,HEN Vol.1,p.106)
- 壊す事。
 (Andrews Dictionary,1865)

ハイハイ・イヴィ(ha’iha’i iwi)

- 肩を押さえて骨(関節)をパチンと鳴らすこと、カイロプラクティックの型。
 (Pukui&Elbert Dictionary,1986)

ハキハキ(hakihaki)
- ハイハイ(ha’iha’i)と同じ。
 (Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 骨を折ること。
 (Andrews Dictionary,1865)

ハモハモ(hamohamo)

- 表面を手で揉むこと。
 (Andrews Dictionary,1865)
- 患部を手で優しく揉むこと。
 (Mary Kawena Pukui,1974,p.166)

ホイホイ(ho’iho’i)

- 正常な位置にない臓器を「リプレイスする(正常な位置に戻す)」こと。
 (Emma Akana Olmsted, Hana, Maui,July6,1930,HEN Vol.1,p.106)
- 戻すこと、送り返すこと、復活させること。
 (Pukui&Elbert Dictionary,1986)

ホオコ(ho’oko)

- 容器に対して圧す事でポイの中の固い部分をつぶすこと。(注:骨に反して患部を圧すこと)
(Pukui&Elbert Dictionary,1986;note from NHCAP Lua Binder,Vol.11,”Lomilomi”)

ホオクエクエ(ho’oku’eku’e)

- 肘で突く、肘をつかって圧す。
 (Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 角度のついた物。
(cf.ho’oku’e:抵抗する原因、反対すること) (Andrews Dictionary,1865

カヒ(kahi)

- 優しく親指と人差し指を使って揉むこと。
(Andrews Dictionary,1865)
- マッサージの際に手のひらを広げて優しいプレッシャーで圧す、揉む、叩く。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 緊張してコリ固まった部分を優しく圧すこと、もしくは手を広げて患部を軽く叩くこと。
(Serge Kahili King, Ph.D.,1983)
- 軽く叩く、軽く触れる。これは、まるで猫の背中をやさしくなでるかのような「タッチ療法」、軽い経擦法、滑らかなストロークも含んでいる。
(Nancy S. Kahakewai, LMT,2000,p.14)

カヒカヒ(kahikahi)

- (1)ロミロミの熟練者によって優しくマッサージをしてもらうこと。
(2)親指やその他の指を引き寄せるようにして、体のあらゆる部分に優しく圧力をかける。
(Handy, Pukuk, Livermore,1934,p.34)

カオミ(kaomi)

- 下へ圧す、下へ圧し付ける、圧す、絞りあげる。
(Andrews Dictionary, 1865)
- 下へ圧す、下の方へ圧搾する(絞り込むように圧していく)こと、手のひらの裏側でしっかり圧してマッサージすること。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 手のひらの下の方の部分、もしくは指で圧すこと。カオミは手のひらだけではなく足の踵(かかと)でも行われた。(Mary Kawena Pukui,1974,p.166)
- 一般的には指、手、踵などで行われ、ときには棒なども使われる、指圧に似た体のポイント(ツボ)を圧し込むような動作。エネルギーの流れを増やすこと。
(Serge Kahili King,Ph.D.,1983)

カーパイ(kapa’i)

- 循環を促進するために、体の上を握りこぶしで優しくトントン叩くこと。病人をロミロミやマッサージするためのハーブの丸薬。
(Andrews Dictionary,1865)
- マッサージ師が肌を叩くこと。(2)外用薬、特に肌に塗るための薬用ハーブの丸薬やパッド(湿布)。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)

キーコオコオ(kiko’oko’o)

- ストレッチングの動き(伸縮性運動)。
(Nancy S. Kahalewai,LMT,2000,p.41)
- できるだけ遠くに手をのばすこと。
(Andrews Dictionary,1865)

コー(ko)

- 引っ張られること、圧すこと、引っぱること、力いっぱい引くこと。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 引き出すこと、引っぱること。
(Andrews Dictionary,1865)

コーコー(koko)

- 感じること。ロミロミの時、圧をかける、絞るように圧したり握ったりすること。折れた骨をセットすること、骨をもとにもどすこと。
(Andrews Dictionary,1865)
- 引く、ぐいっと圧す、力いっぱい引く、圧す、マッサージする。圧力をかけることで骨をセットすること。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)

コーミ(komi)

- マッサージをするために圧すこと、圧迫すること、さすること。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 一緒に圧すこと、圧迫すること。(2)しわのよったカパ(樹皮を打ち延ばしてできる布=タパ)を延ばすように、滑らかに擦り揉むこと
(Andrews Dictionary,1865)

クイ(ku’i)

- ポイを叩くように叩くこと。
(Andrews Dictionary,1865)
(p.70)
- 叩くこと、パンチすること。金属を打ち延ばすような動作のこと。 (8)コーナネのゲームでの動き※ (Pukui&Elbert Dictionary,1986)
(※訳者注:コーナネは、小石や木の盤の上に小石を置いて行うチェッカーのようなゲーム。小石を盤に打ち付ける動作のここと考えられる)

クオロ(kuolo)

- バイブレーション。
(Andrews Dictionary,1865)
- 揉むこと、磨くような動作のこと、バイブレーション。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)(cf.olo:前後を揉む事)

クーペレ(kupele)

- 左右の手を交互に円を描くような動作で、はじめは圧し次にソフト・ティシュー(※)をもちあげながらリズミカルに揉む、ペトリサージュ(揉捏法)のこと。ただし古典的なヨーロッパスタイルのペトリサージュが両手の平を向き合わせて行うのに対して、クーペレは手を同じ方に向けて行う。
(Nancy S.Kahalewai,LMT,2000,p.15)
(訳者注:ソフト・ティシュー=筋肉、脂肪、線維組織、血管、などの体の軟組織のこと)
- パン生地を練るように練り揉むこと。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- カロをすり潰すように揉みこむこと。
- 十分にもしくは満足いくまで食事を与えること。
(Andrews Dictionary,1865)

ロミ(lomi)

- 揉む、圧す、すり潰す(ように揉む)、捏ね揉む、マッサージする。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 疲れたり痛みを伴っている人の手足や体をマッサージしたりこすって温めること。
(Handy, Pukui,Livermore,1934,p.35)

ロミロミ(lomilomi)

- この言葉は練り込むような動きやマッサージ治療全般に対して使われる。(ロミロミをされることによって)細胞組織はあらゆる方向に動かされる。ロミロミセラピストは組織を広げたりバラバラにしたりするために、優しくしっかりとロミロミを行う。その様子は肉の大きな塊の筋肉の組織を細かく切り刻んでいくのと似ている。
(Nancy S.Kahalewai,LMT,2000,p.15,41)

オキ(‘oki)

- 手の端を使う。
(June Gutmanis,1999,p.17,n.8)
- 止める、終える、遮断する。
(Andrews Dictionary,1865)
- 切る、叩き切る、刈ること。切断すること。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)

オーパー(‘opa)

- 体を揉んだり捏ね揉んだりすること。
(Handy, Pukui, Livermore,1934,p.35)
- 手のひらや指の下の部分、もしくは指ですり潰すように揉む。
(Mary Kaerna Pukui, 1974,p.166)
- すり潰したり広げたりする動作。 
(Nancy S. Kahalewai,LMT,2000,p.41)

オーパーオーパー(‘opa’opa)

- (オーパー参照):マッサージをするときやこね粉を練るときに、圧す、すり潰すように揉む、捏ね揉む。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)
- 圧すこと、すり潰すように揉むこと。不自由なこと、疲れていること。足を引きずって歩くこと。
(Andrews Dictionary,1865)
- スウェディッシュ・マッサージの「フリング(fulling)」に似た動作。両手で筋肉を同時に圧して引くこと。
(Nancy S. Kahalewai,LMT,2000,p.41)

ウヌ(‘unu)

- 上に引き上げること、一緒に引くこと。
(Pukui&Elbert Dictionary,1986)(cf.ho’ounu above)

まとめ

ドライロミロミとはオイルを使わないで行われるハワイ伝統のマッサージ療法です。

昔からロミロミはオイルを使わないで行われることが多く、体を「正常な状態にする」ために様々なテクニックが編み出されてきました。

また服の上から気軽に施術できることから、オイル未経験の人々でも気軽に体験できるロミロミ入門編のようなメニューでもあります。

オイルよりも比較的強めのプレッシャーも楽しめるドライロミロミは、ロミロミ本来の筋肉やコリをほぐし、血流やリンパの流れを改善する効果も期待できます。

ハワイアンBGMの流れるサロンでドライロミロミ、至福の時間です。

 

クウイポロミロミで楽しんでいただくドライロミロミメニューです。

サロン

津なぎさまち本店

ドライロミロミ
- 40分 4,800円~(税別)

トロもみ 広島シーレ店

トロもみ 
ー 10分 850円~(税別)

トロもみプレミアム
- 15分 1,500円(税別)

スクール

ドライロミロミレッスン

一般 3時間×6レッスン
ー 148,000円 (税別)

卒業生 3時間×2レッスン
ー 66,000円 (税別)

店舗案内

癒しのロミロミボディケア・メニュー・価格は各店舗のページをご覧ください

 

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